ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

文学座公演『夏の夜の夢』★★★★★

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて文学座の『夏の夜の夢』観劇。13列センター(観やすいお席✨)


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楽しかった~。夏夢は今までいくつも観てきたけれど、鵜山仁さんの演出は米澤純さんのワックスアートを使った映像が現実界アテネ)と妖精界(森)との転換にすごく効いてた。

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びっくりなのはキャスティング!石橋徹郎さんの公爵とオーベロンはそうだよね!と思ったけれど…中村章雄さんのパックは… 可愛い可愛い😍。妖精たちもこれまで観たことないおじさ…… 。衣裳も可愛かった~。

『夏の夜の夢』の妖精が若いというのは先入観で、マルフォイ家に仕えていたドビーだって屋敷しもべの妖精だものね。中村彰男さんたちおじさん妖精みんなドビーくらい可愛かった😆
森に入るのにリュック背負ったハーミア(平体まひろちゃんショートカット似合うし、可愛い〜)がライサンダーやディミートリアスからあんな目に(戯曲上酷い目にあうのだけれど、それ以上に)にあうとは🤣。

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作:W・シェイクスピア

訳:小田島雄志 演出:鵜山 仁

出演:石川 武 中村彰男 大原康裕 今村俊一 横山祥二 石橋徹郎 清水圭吾 吉野実紗 池田倫太朗 奥田一平 小谷俊輔 平体まひろ 渡邊真砂珠

美術:乘峯雅寛 照明:賀澤礼子 音楽:芳垣安洋高良久美子 音響:秦 大介 衣裳:原 まさみ キャンドル・アート:米澤 純 映像:浦島 啓 ステージング:高橋ひろし 舞台監督:加瀬幸恵 演出補:戸塚 萌 制作:友谷達之、最首志麻子、白田 聡 ワックス・アート:米澤 純 宣伝美術:三木俊一(文京図案室)f:id:Magnoliarida:20230703122459j:image
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あらすじ「アテネ公シーシュースとアマゾン国のヒポリタとの結婚式が間近に迫っている。結婚式の余興をするために、6人の職人が森に集まることにする。恋仲の若者たちハーミアとライサンダーは、ハーミアの父イージーアスから結婚を反対されている。イージーアスはディミートリアスという若者とハーミアを結婚させようとし「父の言いつけに背く娘は死刑とする」という古い法律に則って、シーシュースに娘ハーミアを死刑にすることを願い出る。シーシュースは悩むものの、自らの結婚式までの4日を猶予とし、ディミートリアスと結婚するか死刑かをハーミアに選ばせる。ライサンダーとハーミアは駆け落ちして森で会うことにし、ハーミアはこのことを友人ヘレナに打ち明ける。ディミートリアスを愛しているヘレナは二人の後を追う。
かくして、10人の人間が、夏至の夜に妖精の集う森へ出かけていくことになる。
森では妖精王オーベロンと女王タイテーニアが喧嘩の最中。機嫌を損ねたオーベロンはパックを使って、タイテーニアのまぶたに花の汁から作った媚薬をぬらせることにする。
恋に盲目となった人間たちと、そそっかしい妖精たちが巻き起こす大混乱の行く末は…。」

文学座「夏の夜の夢」開幕、演出の鵜山仁「芝居と人生、夢と現実が合わせ鏡のように交錯」

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演出の鵜山仁氏は「映像がない時代の作品。見えないものと交流すること、当時の人は結構そういったことを信じていたんじゃないか。そういったパワーをもう1度思い返すことがないと、ライブで芝居をやっている意味がない」と意気込みを口にする。さらに、不安に包まれている現代の上演に「目に見えないものを見ないといけなし、死んだ人の声を聞かなきゃいけないし、聞こえないこえを聞かないといけない時代。それが、どうやったらできるかといえば、体の中の記憶…、何億年単位の記憶というものがあると信じないとできない。そういうことはアートがやんなくちゃいけないことなのかなと思っています」と意義を語る。
出演するのは、若手からベテランまでの文学座の精鋭。劇団内のオーディションで選ばれた面々が起用される。俳優たちの定評ある演技はもちろんのこと、キャンドルアートが映像で彩り、パーカッションの生演奏が会場を包み込む演出が用意されており、異世界に引き込まれるのは必至だ。

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