ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『夜明け前─吉展ちゃん誘拐事件─』2回目★★★★★


f:id:Magnoliarida:20231111022309j:image

f:id:Magnoliarida:20231111022305j:image

初日ぶり2回目の『夜明け前─吉展ちゃん誘拐事件─』観劇。毎回亮ちゃんの公演を観てくれる友人と。

『夜明け前―吉展ちゃん誘拐事件―』初日★★★★★ 

magnoliarida.hatenablog.com

f:id:Magnoliarida:20231111130958j:image

ほんとうに皆さま上手くて、亮ちゃんの演出がすごく良いから多くの人に観ていただきたい舞台です。

小劇場の作品を亮ちゃんが出るとき以外で多分観たことないミュージカル好きな友だちもキャストの演技と亮ちゃんの演出が素晴らしいと言ってくれて嬉しかった。そして重い話のなかでクスッと笑わせてくれる姉たちや嫁たちの演技も気に入ったようです。

保の表情の変化が秒単位で変わっていく亮ちゃんの演技が凄くて、その一瞬の変化でぱっと見気の弱そうな保の性格(本性)が見えてきます。保は右足の足首と左の股関節が不自由で上手く歩けずいじめられていたかもしれない。兄を憎むような行動をしていた正直者だけど短気な弟も、脚が不自由な兄のせいで学校でからかわれたりしていたのかもしれない。保は鳥が好きみたいだとキヨ子さん。鳥のように飛べたら違う人生だったのでしょう。

保の愛人のキヨ子さんを演じる山像かおりさんの保に甘えるときの目線や仕草の可愛らしさが初日よりめちゃめちゃボリュームアップしていたと思います。いくつになっても大好きな人の前では少女になっちゃいますよね。私もきっとあんなです。笑

作:高橋いさを 演出:田島亮

出演:中原保(田島亮)、五男・満(五島三四郎)、長男・義成(杉木隆幸)、次男・弘二(筑波竜一)、三男・千代治(根津茂尚)、長女・イサヨ(かんのひとみ)、次女・オト(荒木理恵)、保の愛人・キヨ子(山像かおり)、満の妻・幸枝(奥野亮子)、千代治の妻(佐河ゆい)

雨☔️だから客入りどうかな〜と思っていたけれど、評判が良いから当日券のお客様もたくさんいて、客席も埋まっていて嬉しかった〜。

f:id:Magnoliarida:20231111082222j:image
f:id:Magnoliarida:20231111082232j:image
f:id:Magnoliarida:20231111082218j:image


f:id:Magnoliarida:20231111082228j:image

f:id:Magnoliarida:20231111082225j:image

今日はカーテンコールでは放心状態で泣いていらした三四郎さんにもご挨拶できてよかったです。

iPhone Proのお写真美しい❤️

f:id:Magnoliarida:20231111130551j:image
f:id:Magnoliarida:20231111130554j:image
f:id:Magnoliarida:20231111130601j:image


f:id:Magnoliarida:20231111130845j:image

f:id:Magnoliarida:20231111130841j:image

吉展ちゃん誘拐事を扱った本を書いて上演した劇チョコの古川さんがゲストのアフタートーク(古川さん脚本の舞台で保を演じた温泉ドラゴンの筑波竜一さんも)もとてもおもしろかったのであとで追記したい。

「劇団チョコレートケーキの古川健さんが書き下ろし、文学座の高橋正徳さんが演出したのは水戸芸術館主催の『斜交~昭和40年のクロスロード~』は「吉展ちゃん事件」に取り組んだ茨城出身で、昭和を代表する名刑事・平塚八兵衛をモデルにした作品となっている。「伝説の刑事として神格化されて、いいことが書かれた資料ばかり。ただ一つの資料にだけ、取り調べの最中に容疑者に手を挙げてしまったことを新聞記者に告白したと書かれていて、そのエッセンスを一つの核として大事にしています。この世代の刑事さんは戦争中に特高として活躍した人も多く、けっこうきわどいこともやっていたようです。今だったら絶対許されないようなことも。けれど一方で刑事魂はとても熱いものがある。そしてこういう人たちが活躍していたのは遠い昔ではなく、ほんの50年前なんですよね。」

kangekiyoho.blog.jp