「さよならした君振り向くまでの時間はため息二つ分」(今月選ばれた歌)
『ねじまき鳥クロニクル』『無駄な抵抗』東京千秋楽おめでとうございます。
『ロスメルスホルム』大千秋楽おめでとうございます🎊
いただいたコーヒーとキャラマーサンド、美味しいーー😋
劇作家/演出家・前川知大「古典をベースに“わかりやすくない”物語を届ける」【創造の挑戦者たち 】(写真:野村佐紀子さん 文:小川知子さん)
🎙️新作を通じて彼が見せたいのは「運命VS自由意志」という単純な対立構造ではなく、「運命に乗る」人間の姿なのだという。
「オイディプス王は悲劇へ向かっていくけれど、運命に負けているとは思いませんでした。神様の予言の通りになる直前まで、すごく抵抗して、全然諦めていないところが面白いし、勇気付けられる。自分で考えて、一つひとつ選択したのだという意志を感じた。だから勝ち負けではなく、登場人物が抱える困難、解決しないなにかを引き受けるという感覚を、物語にしたいと思っていました」
🎙️コロナ禍がもたらした変化は、観客の一人ひとりに若干のネガティブ・ケイパビリティを求めたい、という作り手としての意志だ。
「僕らが安易にわかりやすい物語に飛びつきがちだったことの結果が、コロナ禍でのすごくみっともない事態だったとも思います。もちろん、お客さんにとって、多くの謎が回収されない状態はつまらないだろうし、わかるという感情も大事ではある。ただ、答えは全部見せずに、わかりやすくはない方法でお客さんに問いかけたい、という意志は自分の中で強くなっています」
「書きながらも全然わからないままですし、本番や、再演を重ねて何年後かに、自分はこういうことが言いたかったのかな、とわかることもある。でも、まだ意識的に言語化できていない無意識下にあるものを、モヤモヤした状態のままの言葉で渡すと、スタッフ、俳優、お客さんの意識をすり抜けて無意識まで届く、という気がしています。意識というフィルターを名前がついていないものがすり抜けて、無意識に刺さって、『すごい!』としか言えない観賞体験をしたことは自分にもありますし」
もう一回観たいなぁと「おけぴ」見ているけれど、半額くらいに下がらないかなぁ…。
『無駄な抵抗』の星取り表!
🎻『無駄な抵抗』2回目★★★★★ https://magnoliarida.hatenablog.com/entry/20231123/1700750908
「どこに連れて行かれるのか不穏だけど、目の前の登場人物がみな愛おしい愉楽の2時間。」
浜田信也 盛隆二 森下創 大窪人衛出演
— 吉住モータース (@y_motors) 2023年11月26日
『無駄な抵抗』
作・演出:前川知大
東京公演終了しました。
軽やかだけど重く深く、千穐楽も劇場全体が集中した凄いステージでした。
どこに連れて行かれるのか不穏だけど、目の前の登場人物がみな愛おしい愉楽の2時間。12/9と10兵庫公演どうぞお楽しみに! pic.twitter.com/yKuaBhVf20