シアターイーストにてパラドックス定数『諜報員』観劇。自由席の整理番号011と早めだったのでC列へ。GかE列にすればよかったかも。
ドイツの新聞記者として日本に派遣されソ連のためにスパイ活動をしたリヒャルト・ゾルゲ逮捕後、特別高等警察に身柄を拘束された諜報員らの自供をめぐる会話劇。演出おもしろかった。諜報員の一人を演じる小野ゆたかさんが後ろ姿でゾルゲも演じていた(衣裳が変わらないので最初わからなかった)。
シアターイーストの大きさを生かした複数の場所での濃密な会話にずっと集中し引きこまれ、見終わったあと疲労していました。
客演の神農さんの声と存在感の大きさがかなり効いてる。
ただ、足りない。作品への愛は感じるけれど、登場人物の背景、そしてそこに愛情がほしい…私は。
当日パンフに役名があるけれど俳優さんの顔と名前があやふやなので(何回も観ているのに…)役名以外も明記してほしかった。なので演劇批評家の結城さんのこのポストがありがたい。「内閣情報局の男・ゾルゲ(小野ゆたか)安田医院の男(植村宏司)記者(西原誠吾)警察幹部の取り調べ官(横道毅)警察官(神農直隆)」
パラドックス定数『諜報員』野木萌葱。1941年、拘置所に収監された諜報団の4人(内1名は教会に潜り込んだ警官=井内勇希)。内閣情報局の男・ゾルゲ(小野ゆたか)安田医院の男(植村宏司)記者(西原誠吾)警察幹部の取り調べ官(横道毅)警察官(神農直隆)。御前会議の決定(南進)をソ連に伝える。 pic.twitter.com/6Yu302RZoY
— 結城雅秀 (@GashuYuuki) 2024年3月8日
「その部屋は、世界へとつながる牢獄。
リヒャルト・ゾルゲ。父はドイツ人。母はロシア人。ドイツのジャーナリストとして日本へ入国。その正体は、ソビエト連邦の諜報員。任務は日本の国内施策、外交政策を探ること。独自の情報網。信頼すべき協力者。彼らと共に数年に渡り活動。しかし遂に、特別高等警察に逮捕される。彼が諜報員だったなんて。知らなかった。信じていたのに。裏切られた。協力者たちは、口々にこう叫んだ。彼らは皆、決まってそう言う。騙されてはいけない。保身の為に叫ばれる言葉など、すべて嘘だ。協力者たちを、探れ。二つの祖国を持つ外国人諜報員。その周りで、彼らは何を見ていたのか。日本はどれだけ、丸裸にされたのか。
こんにちは。Guten tag. Добрый день. パラドックス定数の、リヒャルト・ゾルゲ事件。」
作・演出:野木萌葱
出演:植村宏司 西原誠吾 井内勇希 神農直隆 横道毅 小野ゆたか
照明 伊藤泰行/音響 田中亮大/舞台監督 吉川悦子/制作 たけいけいこ 今井由紀
『諜報員』の先行予約の特典が凝ってて嬉しい。チケット安いのに🥹
✍️ スパイ・ゾルゲ 🕵️
↓ このときも情報足りなくて、のれなかった。
パラドックス定数 第48項『四兄弟』★★★ https://magnoliarida.hatenablog.com/entry/20230319/1679231682
パラドックス定数の来年の『ズベズダ』は三部作。今回(諜報員)観てあんまり…と思った人にも観てほしい、またソ連だけどと野木萌葱さんよりご挨拶。宇宙開発者の話なら観たいな。Zvezdaってロシア語で「星」の意味でソ連の宇宙開発者たちの話というのでぜひ観たい。2025年2〜3月ザ・ポケット。『骨と十字架』くらい凄いのが観たい。青年座さんのセットステキ。
先週、青年座の「ズベズダ」公演後に出たトークイベント。宇宙っぽい舞台の上で、感想や最近の宇宙開発などをお話しさせていただきました!後ろにはスプートニク衛星も🛰️
— 小川詩織 Shiori Ogawa (@o_shiori13) 2021年9月24日
左から演出の黒岩さん、作家の野木さん、コロリョフ役の横堀さん、私。司会は演劇ライターの大堀さん。とても楽しかったです😆 pic.twitter.com/OdXQyJKskx
『パートタイマー・秋子』の看板がなくなり寂しい😔恩田店長は山形だ…