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紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて文学座公演『オセロー』観劇。8列センターブロック。
横田栄司さんカムバックおめでとうございます!最高でした〜!お帰りなさい!
劇団に入って25年で初めての共演というイアーゴー浅野雅博さんと意気のあった演技が最高に楽しい。演出の鵜山仁さんも「こんなに合う」ことにびっくりしてらしたって。どうやら「赤い糸」で繋がっていたらしい。
サザンシアターのバルコニーみたいな通路を使った演出を初めて見ました。舞台の奥に照明が当たるとキラキラ✨する透明なカーテン(?)がはられ綺麗でした。そこの照明の色が変化はオセローの心境ですね。
美術ですが、中央にデンと鎮座している枠のみの部屋。絶対相当重いそのセットが回る!いや、イアーゴーが回す!中に横田さんいて浅野さんは大変ですが、一幕最後の好きな演出でした。でも回すのに黒子つけてほしいわ、鵜山さん。
客席の通路をふんだんに使うのでワクワクしちゃいました。
浅野さんイアーゴーの嫉妬(出世欲。エミリアとオセローの噂への嫉妬はあっさり)が最初から最後まで徹底してオセローを言葉巧みに操る演技が凄いです。彼の策略で最愛の妻への疑いが加速していくオセロー横田さん。美しいデスデモーナsaraさんの言葉は耳に入らず悲しい。ハンカチごときで!(ごめんなさい)当時の女性にとって贈り物のハンカチがどれだけ大切だったか(デスデモーナのセリフにもある)をイアーゴーは知っていたのだからのホント策略家! (撮影:宮川舞子さん)
私は鵜山さんのイアーゴーの妻エミリアの解釈がとても好きでした。エミリアを感じた増岡裕子さんが素晴らしかったのよ〜。
ロダリーゴー石橋徹郎さんとイアーゴー浅野さんの場面にイマシバシノアヤウサ(3人のユニット)が観たいな、鵜山さん〜となりましたよ。
石川 武(ヴェニスの公爵)、高橋ひろし(ブラバンショー/グレーシアーノー)、若松泰弘(モンターノー)、浅野雅博(イアーゴー)、横田栄司(オセロー)、石橋徹郎(ロダリーゴー)、上川路啓志(キャシオー)、柳橋朋典(ロドヴィーコー)、千田美智子(ビアンカ)、増岡裕子(エミリア)、萩原亮介(役人 ほか)、sara(デスデモーナ)、河野顕斗(紳士 ほか)
(撮影:宮川舞子さん)
アフタートークでsaraさんが初舞台と言っていたのは文学座公演デビューですよね😊今年ミュージカル『VIOLET』のシンガー役で拝見しましたが、今回のデスデモーナ、説得力のある美しい容姿・声、、とても良かったーー。
まあ、美しい妻があんなに親しくよその男に親切にしたら夫は嫉妬するよねー。
とにかく全員が素晴らしい。話している言葉が伝わらない人が誰一人としていないんだから。
アトリエでお稽古していた皆さま、2時間前には皆来て掃除ストレッチ自主稽古、終わってからも台詞合わせなど自主稽古していたそう。稽古場に一番早く来るのが鵜山さんで箒を手にお掃除始める演出家!
鵜山さんが文学座の代表になられて最初がこの作品『オセロー』。ステキな『オセロー』をありがとうございました💐
「悲劇を観たあとだからトークなんて聞きたくないという方は帰ってください」とかなんとか言う横ちんさんの第一声で始まったアフタートークのことなど追記するかも。でも、もう一回観に行きます。
(撮影:宮川舞子さん)
目に見えない感情―嫉妬、疑念、そして愛―が衝突した時、人は一体どこへ向かうのか。
作:ウィリアム・シェイクスピア 訳:小田島雄志 演出:鵜山 仁
あらすじ「ヴェニス公国に仕える将軍・オセローは、元老院議員・ブラバンショーの娘・デズデモーナと愛し合い、ブラバンショーの反対を押し切り、結婚をする。一方、オセローの忠臣であるイアーゴーは自分ではなく、キャシオーが副官に任命され、オセローへ恨みを持っていた。憎悪と嫉妬を抱くイアーゴ―の巧妙な策略により、物語が複雑に絡み合い、オセローとデズデモーナは破滅へと追い込まれていく…。」
横ちんさんと浅野さん、劇団じゃなかったらこの役は貰えないって前にインタビューで言っていましたが、ほんと、そういう商業演劇の世界があるのが切ない。
今回のイアーゴーしかり、浅野さんはどんな役でも力が入っていない(気合いは入っているはずなのに)ように見えるから、なんなんだろうーー。蜷川さんの舞台が多かった横田栄司さんお目当てとかで文学座公演は初めてという多くの人に浅野雅博さんを知ってもらえて嬉しい。
日本オセロ連盟さんから💐
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![f:id:Magnoliarida:20240702221828j:image f:id:Magnoliarida:20240702221828j:image](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/M/Magnoliarida/20240702/20240702221828.jpg)
http://www.bungakuza.com/othello/index.html1983年文学座公演『オセロー』浅倉 摂さんの美術のお写真。10月に『摂』が上演されます。
横ちんさん「劇団の先輩、渡辺徹さんの形見のジャケットを着て初日の劇場に行きました。」
https://x.com/eijiyokota/status/1807067178337972450?s=46
隼太くん
文学座『#オセロー』
— 竪山隼太 (@hayata_tateyama) 2024年6月30日
もうほんっっっとに最高でした!!!
今までみたオセローの中でダントツで面白かった!!!笑って泣いて素晴らしかった!!!皆様も最高!!!栄司にーやんのオセロー と浅野さんのイヤーゴがえげつなさすぎる。かっこよかった!!! pic.twitter.com/iZFJFkw6bW
📌相島一之さんの感想「〜 嫉妬と言う化け物、人間の愚かさ、人種差別から暴走して行く悪意の怖さ。『オセロー』とはこんな物語なのだと見事に僕らに観せてくれた鵜山さんの演出。これこそが文学座の底力なんだろうと感動しました」
紀伊國屋サザンシアターにて『オセロー』観劇。素晴らしかった!ポロポロ泣いてしまった。嫉妬と言う化け物、人間の愚かさ、人種差別から暴走して行く悪意の怖さ。『オセロー』とはこんな物語なのだと見事に僕らに観せてくれた鵜山さんの演出。これこそが文学座の底力なんだろうと感動しました。 pic.twitter.com/55mSxiSEcq
— 相島一之 (@aijima_kazuyuki) 2024年7月2日
「〜白人でありながら黒人を愛した女。その美しさ、純粋さがあるから失くしたことの苦しさが胸に迫る。saraが素晴らしい。」
https://x.com/aijima_kazuyuki/status/1808141755998785947?s=46
「そして浅野雅博さんが上手い。物語の進行役を務めながら怖さとチャーミングさを兼ね備えたイアーゴが物語をぐいぐいと引っ張って行く。」
https://x.com/aijima_kazuyuki/status/1808141758276292852?s=46
「そしてなんと言っても横田栄司さん。ヴェネチアの英雄で高潔な男、しかし嫉妬によって狂って行く愚かな男がなんと悲しくチャーミングであるか。よこちん、待ってたよ。おかえり。〜」
https://x.com/aijima_kazuyuki/status/1808141760792875495?s=46
✨浅野さんは下半期の演劇賞の男優賞に選ばれると思います。審査員の方々が浅野イアーゴーを観ていれば。
📌文学座「オセロー」開幕に演出・鵜山仁「観客席の皆さんと、とんでもない旅路を」(舞台写真 / コメントあり)
新宿といえば
私がこれまでに観たオセローでいちばんだと思った滋企画の『OTHELLO オセロー』と同列です。ダントツでわかりやすいのが文学座の『オセロー』だけどアプローチが違うから両方優勝!
【追記】石井智也さん「この作品において「透明」というのを僕は感じました。
言葉、想い、策略、嫉妬、疑い
形あるものが見えたとしても、それは真実なのか。」https://x.com/ishiitomoya/status/1808148411675562163?s=46