ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

プロヴァンスの贈りもの★★★☆

 期待しないで行ったら面白かったからラッキー。見ているうちに監督がリドリー・スコットという先入観はなくなって景色にうっとり、ラッセル・クロウに爆笑しながら見ていた私。ラッセル・クロウの新境地発見だわ!だからハーレクインみたいな邦題が嫌(-_-)。
映画はラブストーリーというより家族愛(叔父と甥、そして叔父さんの隠し子)と愛情持って仕事している人の素晴らしさが軸にあるからよかった〜(私は濃いラブストーリーは苦手(-.-;))。しいていえばこれはメルヘンかな(*^_^*)。
ロンドンの金融市場やプロヴァンスの葡萄畑やシャトー、村の景色もよかったけれど、なにより台詞とこれでもかと言わんばかり随所にちりばめられた小道具たち(犬のタチも)が効いている!回想シーン事に出てくる、亡くなったヘンリーおじさんが小学生だったマックスに語りかける言葉がいちばんだけど、登場人物たちの言葉のやりとりがとてもオシャレで…ワクワク心が擽られた。こういうところは流石リドリー・スコット(笑)。ワインが好きだったらもっと擽られた、というか面白かったんだろうと思う。
恋の行方はありがちのハッピーエンドだったけれど、ゴッホの絵はロンドンより南仏のほうが断然似合うわね。冷酷な金融トレーダーのマックスはこの地に戻ってきてヘンリーおじさんの言葉を思い出してよかったわ。