03月 はじめての投吟(歌会には行かず) お題【春】【乗】【落】【日】
【春】「桜舞うよりひと足早く 春を知らせる沈丁花」 ←(佳)
【春】「はやる気抑えて開幕戦へ 始発に乗り込むサポーター」 ←(佳)
【落】「会話とぎれる二人の肴 愛想のいらない落花生」 ←(客)
ここで選んでもらえたので、気を良くして次も作りました(笑)
04月 初歌会 お題【い・と・ひ・き】【直】【占】
【い・と・ひ・き】「いつもの夜更かしとなりで寝息 ひとりじゃないんだ君がいる」←(佳)
【占】「恋は初心者結末ばかり 気にしてお花や星に聞く」←「浅草」という冊子に載りました。
05月 お題【神】【抱】【町】【強】【隣】
【神】「虹の女神が落とした雨の しずくで輝く花菖蒲」 ←(秀)
【神】「恋の女神にふりまわされて 息ができない春なのに」 ←(秀)
【七夕】「夢の中しか会えない人に 今日しか言えないアイシテル」←「七夕祭り」に飾ってもらった作品。
06月 お題【サッカー】【分】【裸】【汁】【選】
【サッカー】『ワールドカップで短い夜に 上がる世界のボルテージ」←(佳)
【分】「晴れの日雨の日テストの朝も 君は言うんだ「あと5分」」 ←(秀)
【選】「やっと選んだ言葉が打てず 夜にまぎれてゆくメール」 ←(佳)
07月 お題【耳】【豆】【悪】【美】【耳】
【耳】「夏の終わりを必死のセミが 知らせてそれから秋になる」 ←(佳)
【耳】「耳にさしこむ陽射しが熱い 夢の途中で起こされる」 ←(佳)
【走】「白いシヤツを帆にしてボクは 雲とかけっこ田舎道」 ←(佳)←ホントは「シャツを」だったんだけど、「シャツを」は3文字(シャ=1)なので間違い。でも、選者さんが“ャ”を“ヤ”にして「シヤツを」にして選んでくださった「シャツの白さを」にすればOKだったんだ・・(T.T)。
08月 圓朝まつり お題『円』『朝』
『円』「揺れる風鈴夕立上がり 虹がきれいに円をかく」 ←(秀)
09月 お題【呆れる】【明】【秋】【商】【飽きる】
【明】「明日を待たずに静かに落ちて 銀杏が街を秋にする」 ←(秀)
【秋】「水撒く花屋の虹くぐりぬけ 急ぐトンボに道ゆずる」 ←(佳)
【秋】「仕事こなして旅立つ朝の 空はあくまで高い空」 ←(佳)
10月 お題【ニュース】【勘】【名】【金】【突】
【金】「夕日映した南の海の 砂は金色過ぎた恋」 ←(佳)
【金】「風の仕掛けでくるくる踊り 街を黄金にする木の葉」 ←(佳)
【金】「ときめき隠して金木犀が 香る石段駆け上がる」 ←(客)
11月 お題【参】【能】【頭】【輪】【師走】
【能】「能面かぶった自分が映る 窓の外には細い月」 ←(秀)
【師走】「人波上から悠々眺め 押し絵羽子板誇らしげ」 ←(佳)
【師走】「カウントダウンを汽笛が刻む 心に沁み入るハマの音」←(客)