【新春吟1】「年の初めの天皇杯が 終わり私の年明ける」
【新春吟2】「雨に光った玉砂利踏んで 心落ち着く音を聞く」
01月 お題【表】【乗】【絵】【触】【涙】
【表】「アミダみたいに色ペン引いて 旅を彩る時刻表」 ←(佳)
【触】「眠ってしまった背中にそっと いい夢見てねと触れる指」 ←(佳)
【涙】「痛いの飛んでけもう泣かないで 魔法使えるママの指」 ←(秀)
【涙】「心の荷物をおろせる場所は 涙を笑顔に変える場所」 ←(佳)
02月 お題【誘】【鍋】【台】【的】【ルール】
【誘】「アラーム鳴るよりベーコンエッグ おいしい匂いに起こされる」 ←(佳)
【ルール】「がんじがらめの校則終わる 思い出教師のしかめ面」 ←(佳)
「元気になあれと一言添えてビタミンカラーの鶴を折る」 昨年作った歌が3位に
03月 お題【路】【港】【職】【馬】【悪】
【世】「ざあざあノイズが絡まりあった 世界でしっかり生きてゆく」 ←(佳)
【白】「白い小手毬揺らして風も 弾んで逃げてく若い春」 ←(佳)
【幕】「私の人生今4幕目 クライマックスこれからだ」 ←(秀)
【幕】「桜の向こうの青空広く 私を演じる幕が開く」 ←(客)
04月 お題【若】【贈】【一】【習】【旗】
【港】「空に響いた汽笛の音に 記憶の影だけ伸びてゆく」 ←(客)
【職】「袖を通した慣れないスーツ 眩しい昨日と違う朝」 ←(佳)
【馬】「馬っ鹿じゃないのと笑った顔が 見たくて内緒のサプライズ」 ←(佳)
05月 欠席
【百】「百も承知の脈なしだけど それでも膨らむ恋心」 ←(佳)
06月 お題【肩】【十】【清】【待】【叫】
【港】「地球をぐるりとまわった風に 吹かれ揺れてる肩車」 ←【三才の「人」】いただきました〜(*^o^*)
【清】「一字一句に願いを込めて 勝負の履歴書清書する」 ←(客)
【叫】「ネット揺らしたボールの軌道 雄叫び波立つ応援旗」 ←(佳)
【叫】「変わりたいんだ心が叫ぶ 目を閉じペダルを踏み込んだ」 ←(客)
07月 お題【力】【奥】【電】【寂】【寝】
【力】「短い命を力のかぎり 燃やして蛍は時を待つ」 ←(佳)
【力】「女子力アップはメイクじゃないと 姿勢を正して生きてみる」 ←(秀)
【電】「退職したのに満員電車 どこか落ち着く人熱れ」 ←(佳)
【力】「青春時代の生命力に 赤いルージュは似あわない」 ←(7月の歌会では選ばれなかったけれど、浅草の冊子に載った作品)
09月 お題【甘】【禁】【脳】【悲】【眼】 「甘」「禁」「脳」「悲」「眼」
【甘】「甘皮 小さくささくれていた 明日故郷に会いにゆく」 ←(客)
【甘】「極悪顔したおっちゃんいてる 甘ぁい 屋台の チョコバナナ」 ←(客)
【禁】「となりのあいつは立入禁止 机にエアーの線を引く」 ←(秀)
【悲】「思い出話にひょっこり奴が入ってきそうな通夜の席」 ←(佳)
10月 お題【変】【実】【等】【塩】【尽】
【変】「変な顔しておどけてみせた 気まずい空気が過去になる」 ←(佳)
【変】「街はどんどん変わっていって 僕の記憶とすれ違う」 ←(佳)
【実】「指でつまんだ小さな果実 ふわり広がる甘い秋」 ←(秀)
【等】「窓の向こうを横切る風も 景色もあなたとはんぶんこ」 ←【三才の「天」】いただきました〜(*^o^*)