ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

さいたまネクスト・シアター『美しきものの伝説』千秋楽★★★★★ 

  
「さいたまネクスト・シアター」の2作目を観に行ってきました。彼らの驚くほどの成長ぶりにびっくり!!昨年の『真田風雲録』の感想に『蜷川さんが選んだメンバーは、まだまだ人を感動させる演技にはなっていないと思うけれど、皆同じ方向見てがんばっていて、よかったです〜〜(^O^)』と書いたのですから。(よこちんさんにはホレボレしていました 笑)http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20091031
ゴールド・シアターの方々も加わり、気持ちいい舞台でした。ほんとに蜷川さんって素晴らしい!!本人たちの努力はもちろんですが、こんなステキな若者たちを発掘し育てあげるのですからね。
ガラスケースの演出が素晴らしかったです。3時間を感じさせない楽しさでした。生き生きした大正時代
ガラスケースですが、ラストシーンの演出があまりに美しくて(墓地?)泣きそうになりました。若者たちが押してせり出て来るオープニングのガラスケースは棺桶のようでした。
作:宮本研、演出:蜷川幸雄、出演:さいたまネクスト・シアター(22名)、さいたまゴールド・シアター(21名)/原康義横田栄司、飯田邦博『明治43 年、大逆事件が起こり、社会主義運動は「冬の時代」に入り、大正の幕が開く。 いつか行動を起こそうと、大逆事件の残党・四分六こと堺利彦は、クロポトキンこと 大杉栄、暖村こと荒畑寒村とともに売文社を創設。そこへ女優志望の伊藤野枝が『青鞜』編集長モナリザこと平塚らいてうに会うために訪れる。』『演劇界では、ルパシカこと小山内薫や早稲田こと沢田正二郎、新聞記者サロメこと神近市子らが先生こと島村抱月と日夜議論を重ねていた。先生率いる芸術座が松井須磨子主演の『復活』で大成功を収めるが、「娯楽劇と芸術劇の二元論」に自由劇場のルパシカは「自然の演技こそ真実」と真っ向から対立する。 またフリーラブを提唱するクロポトキンサロメと恋愛関係に。一方、野枝は夫の幽然坊こと辻潤との子を身ごもりながらクロポトキンと生きる決意をする。それぞれに 自らの理想のために奔走し、また人間的な自由な恋愛を謳歌する彼らだが、やがて厳しい現実が目の前に現れる−。』
昨日の新聞に『モスクワかぶれの小山内薫(ルパシカ)を、横田栄司が憎めない甘さをにじませて魅力的に演じている』とありましたが、ホントにそうでした!よこちんさん、かわいい男でした。そして、島村先生(原康義)と松井須磨子(周本えりか)が印象に残っています。
 ←おおっ今をときめく向井理さんから「学生(久保栄)」の川口覚さんへ。川口覚さん、インテリな演技が目立っていました。よかったです。タイプです(笑)
 
追記:オープニングの石川啄木のナレーションも川口覚くんです。