ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『君を想って海をゆく/WELCOME』★★★★★ 

 BSでマンUの試合(マンUvs.ストーク)を見ながら書いています。今日観た映画の主人公はイギリスに渡りマンUの選手になることを夢見ていました。ドーバー海峡を泳いで渡って・・でも君を想って〜の"君"はルーニーでもロナウド(2009年の映画です)でもなく3年前に出会った恋人(サッカー仲間の妹)でした。
  "君を想って海をゆく"という邦題はそのまんまです。ベタだけど、それもステキな題名です。でも、原題の"WELCOME"にはとてつもなく深い意味が込められていました。今そこにある物語です。難民という社会問題が背景にありますが、愛するひとを想う物語でした。
監督・脚本: フィリップ・リオレ、脚本: エマニュエル・クールコル/オリヴィエ・アダム『2008年2月、17歳のイラク国籍のクルド難民ビラル(フィラ・エヴェルディ)は、恋人ミナが住むロンドンを目指し、フランス最北端の都市カレにやってくる。イギリス渡航を望む多くの難民が、カレの港で住居を持たずに暮らしていた。ビラルは偶然再会した同郷の友人とともに密航を図るが、失敗する。イラクが戦争により荒廃しているため送還を免れたビラルは、英仏海峡を泳いで渡る決心をする。かつては高名な水泳選手だったフランス人シモン(ヴァンサン・ランドン)は、今は市民プールで子供や老人に指導している。妻マリオン(オドレイ・ダナ)とは別居しており、離婚調停中だ。ビラルはシモンにレッスン料を払い、クロールの指導を仰ぐ。シモンはビラルの目的を知ると、真冬の海を10時間も泳ぐことはできないと忠告する。しかし、ビラルは練習を続ける。シモンは、難民支援のボランティアをするマリオンの心を取り戻すために、ビラルの手助けをしているに過ぎなかった。そんなシモンの家に招かれたビラルは、イギリスでマンチェスター・ユナイテッドに入団したいという夢を語る。翌日、隣人の通報により、シモンは警察に呼び出される。警官代理官(オリヴィエ・ラブルダン)は、シモンの行為は不法入国者に手を貸すことであり、犯罪であると警告する。しかし、シモンはビラルの指導を続け、いつしか2人の間に父子のような感情が芽生える。そしてついに、ビラルの出発の日がやってくる。』(goo映画より)
http://www.welcome-movie.jp/
難民は犯罪者ではないのに難民を助けるひとが犯罪されるもどかしさ。でも、身近にそういうひとたちがいたら、シモンの妻マリオンのように手を差し伸べることができるでしょうか? ・・映画の冒頭の(スーパーマーケットでの)シモンのようになるかもしれません・・・ 平和な国に暮らしていることを実感します。でもね、この映画は背景に置いてあるだけで、その問題を私たちに押し付けたりはしていませんでした。
映画の最後・・ロンドンを訪れたシモンが偶然目にしたのはマンUの試合でした(クリスティアーノ・ロナウドがゴールした)。ロナウドの笑顔がビラルの顔と重なりました (T^T)
 『ポンヌフの恋人』 デジタルリマスター版の前売り買いました。
そしてドーバー海峡といえば・・やっぱり『さらば青春の光』を思い出すMagnoliaridaでした。