ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『たいこどんどん』★★★★★ 

  ひさしぶりのマゴ。混んでいたのでテラス席。
  楽しかった!!井上ひさしセンセの作品で、こういうちょっとお色気たっぷりなのは初めてでした。歌あり、三味線あり、駄洒落あり、下ネタあり、あられもない姿あり・・・3時間40分という長さを感じさせないテンポのいい、人間の生きていくエネルギーが溢れている舞台でした。
私がチケットを買ったのは震災前の3月1日。東北が舞台となるこの作品、井上センセの追悼ということで前から決まっていたことが不思議な縁にも思えます。ずっと笑っていたのですが、最後、山形出身の井上センセのメッセージにジンときました。
幕末の江戸、薬種問屋鰯屋の若旦那・清之助(中村橋之助)と、たいこもちの桃八(古田新太)が遊んでいるうちに袖ヶ浦鈴木京香)を巡り薩摩侍ともめ事となり海へ飛び込み、品川沖で漂流。拾われた船に連れて行かれたのが東北・釜石。そこから二人の珍道中が始まります。江戸っ子気質で旅して行くのですが、たいこの桃八は途中で若旦那に売られ3年鉱山で働くはめになり途方に暮れる日々。若旦那が助けに来てくれるのを待ち、待てず、恨み、殺したいほど恨むのですが・・再会したその瞬間に恨みが消えてしまっている二人の関係が楽しい。根っからのたいこもちの桃八は、若旦那が大好きなんですよね。
2日から始まったばかりなのでネタバレしないよう気をつけますが・・ 橋之助さんと新太さんのコンビが楽しいです!!みんな楽しそうです!!舞台セットも豪華なものじゃなくて手作り感たっぷり、バタバタ感たっぷり。そんなところも庶民っぽくて楽しいです。品川沖の海のシーン(布です)きれいだったなぁーーー。音楽もDaydream Believerが印象的(三味線など邦楽のDaydream Believer)歌無しですが、私のなかでは清志郎さんの歌♪ずっと夢を見て 幸せだったな〜とかに変換されていました。劇中で歌がたくさん歌われるのですが、井上センセの歌詞がとっても面白いです。エロティックでエネルギッシュです。それが生きていくってことなんでしょう。←70年代の井上センセの作風らしいです。
9年経って、将軍さまもいない「東京」になった江戸。浦島太郎状態で怖じ気づく若旦那を桃八が励まします。江戸っ子たちが励ましの歌を歌います。ここから日本が変わるのさ!! このラストシーン、桃八の台詞に心が震えます、そしてそのセットに驚き、ジンときました(冒頭の江戸とほとんど同じセットなんだけど・・今に重なります。←秘密にしておきます)
あっ・・六平さんと佐川さんがピリッといい味出していました〜。鈴木京香さん(事務所OK?の色々あり)は宮城出身なんですね。東北のことを思い演じていたのでしょう・・カーテンコールでは涙が光っていたような気がします。
終わってから神楽坂へ。
 ここではシャンプーとポイントカラーだけ(4回で1万円というお得さ)。いつもそれだけでごめんなさいって思っているのですが、カットはmasaさんじゃないとダメなんです〜。
 母に頼まれ五十番。