横浜STスポット。
塩ふる世界。←。が付くのね。
脚本・演出:藤田貴大『夏の真ん中、暑いけど、どこか寒々しい頃、八月。街を去る人、残る人。高校生から大人までの時間と身体。友達たちの後悔と、何かを口にしなければいけない日常。』
彼女たちは、あの夏に句点を付けることができたのでしょうか・・なんとかく懐かしい気持ちになりました。誰もがそうして大人になっていくのだから。高校生にしてはかなり子どもっぽいのは、彼女たちがそういう環境にいるから?
とてもパワーがあって面白く刺激的な演出でした。繰り返される動きにちょっと酔ったけれど・・いくつもの記憶がリフレインされ、空間を埋めていく演出が面白かった。
その動きはダンスのようで・・(ダンサーだったら息切れはしないだろうけれど)そこに転がる言葉もダンスのようだった。
ひなぎくを演じた青柳いづみって子がよかったなー。長い手足が別の生き物のようで、他のひとにはないオーラを感じました。あの子しか覚えていないくらい。母親が1週間前に亡くなったにしてはクールだけど、高校生ってそういうものかもしれないから、そこはまぁいいか・・。
ただ、音楽が大きくなると台詞が聞こえない。机に立ったひなぎくの声は全く聞こえない。これって想定内の演出なのかな・・。聞こえなくても伝わってきたけれど・・。
配られたパンフレットがとても丁寧に手作りされたものだったのが好印象。作品を大事にしているのが伝わりました〜。
海老そばと小龍包。
三軒茶屋へ。