ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

劇団ノーネーム『黄色い叫び』★★★★☆ 

 
1本目は『じゃじゃ馬馴らし』で、トラーニオを演じていた田島優成くんの舞台。あの、開演間近にアイスクリームを食べていた可愛いあの男の子が大人になって・・とおばちゃん的なことを思いながらの観劇。そんな昔の話じゃないのにね ( ̄ー ̄) 下北沢Geki地下 Libertyにて。
きっかけはTRASHMASTERSの『狂おしき怠惰』です。それを観に行ったときにいただいたフライヤーで『黄色い叫び』の脚本が中津留章仁さんだとを知り、そこに田島優成くんの名前を見つけました。劇場の前で開場を待っているときに何人もが立ち止まってポスターを見ていました。
 
『災害という闇と真っ向から向き合い、一筋の光を見つけようとする、若者たちの叫び』
原作/中津留章仁、演出・脚色/志真健太郎田島優成 『―その夜、台風は勢力を保ったまま九州地方に接近していた。 近所の住人が避難している公民館で青年団の若者達は話し合いを始める。 「去年の台風で死んだ人のためにも祭りはやるべきだ」 「それよりも災害対策は今のままでいいのか?」 「対策をするにも国からおりる予算じゃ足りない」 「なぜ地方は切り捨てられるのか?」 正論は必ずしも解決を導かない。 均等が平等とは限らない。 理想と現実の折衷は答えにはならない。 机上の論戦の後、それぞれに避け難い現実が突きつけられる。』http://noname0725.web.fc2.com/
 
 『二万人が亡くなった震災が一件起きたんじゃない。一件の悲しい出来事が二万件も起きたんだ。』
 
観てよかったです。ほんとうに良かった。こういう舞台の感想を書くのは苦手なのですが、心に残る台詞がたくさんありました。心に刺さりました。最後に万里が教えてくれたロウソクの黄色い炎の話(台風で亡くなったお父さまの千里さんから聞いた)も、すごく心に残りました。
「なんでロウソクの炎が黄色いか知ってる?」
「酸素が足りなくて不完全燃焼しているんだって。酸素が足りていたら青い炎になるんだって。ロウソクは何も知らず中途半端なまま燃え尽きてその一生を終えるんだって。」
(T . T) なにもしなくてごめんなさい。
 パンフレットを買ったのでゆっくり読みます。