ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

彩の国シェイクスピア・シリーズ第26弾『トロイラスとクレシダ』1回目★★★☆ 

今日もさいたまへ。   
       ホワイエはユリのいい匂いで満ちていました。
  こんな可愛いお花!
 ステージにはひまわり(**)
『トロイ戦争のさなか、トロイの王子トロイラス(山本裕典)は、神官の娘クレシダ(月川悠貴)に狂おしいほど思いを寄せていた。クレシダの叔父パンダロス(小野武彦)の取り持ちによって、2人は結ばれる。永遠の愛を誓い合った2人だが、捕虜交換によりクレシダは敵国ギリシア軍へ送られる。時がたち、軍使としてギリシア陣営に訪れたトロイラスが見たものは、新たな恋人と抱き合っているクレシダの姿だった―。』http://www.saf.or.jp/arthall/event/event_detail/2012/p08mid.html 
トロイの王子パリスが、スパルタ王妃ヘレネを奪ったことから戦争が起こる。「女好きの問題とか、貴族のつまらない意地の張り合いとかで戦争が始まってるんです。人々の愚劣さは、現在にもつながりうると思います」と蜷川さん。
 
まだ開幕3日目ということもあるし・・山本くん、とても可愛いのであまり言いたくないのですが・・滑舌のせい?なのか、なにを言っているのかスッと私の耳から入ってきませんでした。ベテランさんたちが良いからよけいに〜。見た目もきれいだし、身体能力が高いので観ていて気持ちいいほどの動きですが、台詞がちょっと・・。『じゃじゃ馬馴らし』のときにはそんなこと思わなかったんだけど、台詞量が全然違うもんね。がんばってもらいたいです〜〜〜。すぐに硬さも取れてぜったいもっとよくなるね。期待しています!トロイラスの笑顔は無敵ですからね。
月川悠貴くんのクレシダは・・ぽおっとしてしまうほど美しいです。登場シーンですぐそばを歩いて舞台に上がったときの後ろ姿のしなやかなこと!お肌もすべすべです。(月川勇気だった)月川くんを初めて観た近代能楽集の『卒塔婆小町』から私は女性役の月川くんしか観ていないかも?あ、竜也くんの『ロミオとジュリエット』ではパリス伯爵でしたね。月川くんは女子には太刀打ち出来ない女子力がありますね! 
ヘクトルを演じたよこちんさんこと横田栄司さんの存在感は凄かった。どこからどうみても武将!あのビジュアルは英雄そのものですし、セクシーです。『南部高速道路』もよかったけれど、やっぱりシェイクスピアでのよこちんさんのほうが素敵。
原康義さん演ずるユリシーズヘクトルのライバル。男の嫉妬具合もよかった〜。
久しぶりに蜷川さんの舞台出演の内田滋ちゃん。演ずるカサンドラは美しかったわ・・もう少し出番があるかと思っていたけれど、狂気のインパクトは凄かった。もっと見たかった〜。あ、ヨカナーン(成河くん)に似ていたわ〜。
蜷川さん及びシェイクスピアは初めてという小野武彦さんは流石でした!トロイラスとクレシダの恋を取り持つパンダロスはとても楽しいおじさんで(ちょっとエッチで)、後半は切なかった。歌う場面ではスリーアミーゴスを思い出しちゃったけれどねー。
みなさまのことを書きたいのですが・・・
あ、さいたまネクスト・シアターの鈴木彰紀くんはまた(*)絶世の美女ヘレネでした。とても自然に・・大胆で肉感的なヘレネがもう自分のものになっていますねー。(*『ファウストの悲劇』でもヘレネ。『蒼白〜ハムレット』ではフランシスコと劇中劇の王妃でした)すごくキレイな男の子です。パリスといちゃいちゃ・・すごいわよ(笑)。←(追記:12センチのピンヒールを履いているそうですよ!お怪我のないように・・)
 
この『トロイラスとクレシダ』、悲恋のイメージはあまりなかったなー。次回までに戯曲読みます。
  
 バックステージツアーにも参加したので、あとで書きますね。(**ひまわりのことなども) ここへ→ http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20120821/1345563468
そのツアーのはじめにギリシアの将軍パトロクロスを演じた長田成哉くんからのご挨拶がありました。舞台は初めてで、舞台の仕事には色々おどろきが多かったようです。湘南スター星★智也さん演ずるアキレウスと親友というより・・ラブラブです。とにかく舞台上でいちばん楽しそうなおふたり。星さんは『サロメ』で演じたナーマンが無口だったので、今回すごくおしゃべりで楽しい役でした。あのたくましい肉体とは裏腹にとっても可愛いブログを書いているんですよ。http://ameblo.jp/tomoyahoshi/
長田成哉くんのブログ http://www.tristone.co.jp/blog/osada/?page=4
たぶん、少しずつ書くと思います(笑)
あ、音楽は私の好きな かみむら周平さん! とっても控えめでさりげない印象です。最後の方で三味線の音がしますが、それも耳をすまさないと気づかないくらいさりげなかった。欲望や嫉妬が起こした戦争が舞台となるある意味どろどろした内容のなか、美術と同様に音もシンプルです。
 
ホメロスの『イリアス』で、パトロクロスは成河くんだったのを思い出しました(アキレウスが内野さん)壮絶で悲しい最後でしたよね。