ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹〜【KERAバージョン】★★★★ 

 Bunkamuraシアターコクーンへ。
  このポスターは、もう役がわかる衣装を着ていたのね!
  
『北回帰線と南回帰線の狭間にある架空の町に、祖母と二人で暮らす内気な青年。町を牛耳っているのは強欲で好色な町の権力者。彼の三人の娘は、それぞれに複雑な事情を抱え、やがて町を揺さぶる大事件に発展する―。
町の権力者の後妻と百歳を越える母親、子供を亡くした使用人夫婦、テロを企てる市民たち、怪しげな教会の司祭、謎の錬金術師と白痴の助手、そしてよその町からやってきた放浪の若者。幾多の登場人物が壮絶に絡み合う一大クロニクル。 』
 
今日はI列(通路がすぐ前)だったので、何度もコロスが目の前に。通路での展開は蜷川さんっぽい・・ということは蜷川さんは同じことをやらないだろうなぁ〜なんてことも思いながら。
 
パスカルズの生演奏と舞台美術、映像の楽しさ素晴らしさを堪能。雪や虹もキラキラ降ってきて視覚的にも豪華(((o(*゚▽゚*)o))) 東京駅舎へのプロジェクションマッピングを見られなくても、ウィルヴィルへのそれを見られた私は幸せです(笑) 美術:BOKETA、照明:関口裕二、映像:上田大樹
上田大樹さん http://andfiction.jp/news/  http://andfiction.jp/projects/stage/inori/
 
そこで繰り広げるお芝居は、ファンタジーでもダークファンタジーでもなく任侠ものでした。ゴッドファーザだ〜(笑)面白かったし、4時間10分という長さは感じなかったけれど、三幕は『2番目、或いは3番目』みたいだった。あの三姉妹や生瀬勝久さん初め濃いキャスト陣がそう思わせるのか・・。
そしてちょっぴり散漫な感じに思ったのは主人公がいなくて登場人物それぞれにスポットが当たるからかな?背景が見えてこない人たちもいるから?もっと長く観たいくらいに。 コロスたちの合唱と言葉がちょっとバラバラだったなぁ・・。パスカルズの演奏が良いだけに差が・・。
とか思うことはいろいろありましたが、面白かったんですよ!生瀬さんの嫌らしさと丸山智己さんのかっこよさが好きでした。
このKERA Worldの戯曲を蜷川さんがどう演出するか楽しみ!小出くん演じる動物園の飼育員・内気なトビーアス(いままでの小出くんはパブロみたいな役が続いたよね?)を森田剛くんが演じるのかしら?