ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

アトリエ・センターフォワード第8回 海外戯曲シリーズvol.1『ヘッダ・ガブラー』★★★★ 

 ギャラリー LE DECOへ。
作:ヘンリック・イプセン 台本・演出:矢内文章
おもしろかったです。イプセンは『人形の家』くらいしか観ていないのですが、1890年の作品なんですね。
ヘッダの元恋人エイレルト・レーヴボルグを演じた井上裕朗さんの色男っぷりに終始ポ〜ッ。ステキでした。もっと出番が欲しいくらいです。印象に残っているのはメイドのベルテ役の小杉美香ちゃん、よかったなー。開演前のアコーディオン演奏も嬉しい演出でした。椅子を使った演出も楽しかった。(LE DECOはちょっと狭いかな・・)でも、なんでヘッダはメイドのベルテをあんなに嫌うんだろう。
それにしてもヘッダ・テスマン(結婚前の名前がヘッダ・ガブラー)美しいのですが・・なんて嫌な女性なのでしょう!(←どこか憎めない・・なんてところもなく)思い通りにならず最後は自殺!?もっと小悪魔的女性をイメージしていたのですが・・可愛らしさがなく残念なヘッダ・ガブラー。妊娠していることも認めたくない様子だし・・退屈を人のせいにするし、思い通りにならずヒステリック。時代背景とか、そういう結婚のこととか・・そのうち原作読んでみないとね!
学者である夫のイェルゲン・テスマンの性格も興味深いわ・・愛用のスリッパに執拗になるとか、育ての親ユッレおばさんへのマザコンぶりとか・・カナリ幼い。まるで冬彦さん!
それまでのエイレルトが恋愛三昧だったこととかちょっぴり説明的だったな〜。テアと呼ばれるミセス・エルヴステードはエイレルトにとって都合のいい女だったのかしら・・愛してもらえていないのに最後まで献身的で・・(←そのテアのメイクの薄さが気になったけれども〜地味な女性の設定かも)←結婚したのにすごく不幸みたいだし、それでエイレルトを追いかけて田舎から出てきたんだしね。←エイレルトの本をイェルゲンとともに完成させるまでは幸せなんだと思うけれど、そのあとは・・。「君は必要じゃない」って言われたことはテアの心に残らないんだろうな(都合よく( ̄∇ ̄ ))。
あのメトロノームの意味(意図?)はなんだったんだろう? ヘッダ・ガブラーの命を刻む音だったの?    
 
二列目で観ましたがかなりお尻に負担が。最前列のお座布団が羨ましかった(笑)

終演後にご挨拶したくるくるした黒髪がステキな井上さんに「大阪行けなくて残念だったね」「イキウメ何回行ったの?3回?」と聞かれちゃった〜 はい4回です。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
色気のある役はこちらがドキドキしちゃいますね。