河合祥一郎さんのコラム「マーロウの素顔①〜⑤」
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【マーロウとシェイクスピアの違い】
1564年生まれ、同い年のふたり。作家としてはクリストファー・マーロウのほうが先輩でシェイクスピアに影響を与えている。
・マーロウのセリフは自然な言い方でわかりやすい。
・殺されるときに「どんなに権力を持ってもしょせん人間は死ぬんだ」と言わせている。
・エドワード王が殺されるときのセリフにも「そして死ぬのは一度だけ」とある。(この殺され方がまた壮絶で・・・)
・マーロウの場合、残酷に死ぬシーンを徹底的に描き、そのあとクライマックス。
・マーロウ自身も29歳で殺された。
・シェイクスピアのセリフは哲学的。まわりくどいってことね。
・王の権威を認めている。称号を買った。
・王が殺される場面も敬意を示している。
【エリザベス朝の演劇】
・エリザベス朝の演劇は変装にこだわっている。7割は変装というモチーフ。
・セリフにも「偽りの衣装を脱ぐ」とか出てくる。
・エリザベス朝の演劇は共作が多い。シェイクスピアは座付き作家なので例外。
このあたりで力尽きて、Q&Aはメモ取らず・・・
講座に参加してマーロウとシェイクスピアの違いを知りました。『エドワード二世』で私が感じた「私が知っている王様たちとだいぶ印象が違う。王族全員かわいげなく、愛せるキャラがいない」と感じたのは、ある意味正解だったわけですね。
でも、蜷川さん演出のマーロウ作『ファウストの悲劇』では、そう感じなかったのは・・演出家の森 新太郎さんが蜷川さんよりもマーロウにリアルに近いからだったのかも。
読んでいなかった・・森 新太郎さんインタビュー http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/30000789.html