この看板、前からあった?
ついこの前までサッカースタジアムになっていた新国立劇場 小劇場THE PITにて。
ジャン=ポール・サルトルの作品。翻訳は『カリギュラ』と同じ岩切正一郎さん。演出は上村聡史さん。
寝不足での長時間観劇(3時間20分)は心配でしたが、上村さんの演出が面白かったので大丈夫でした。重厚な美術(池田ともゆき)と照明(藤田隆弘)が素晴らしくて好き。ほんとうに知的で膨大なセリフ量(岡本健一くん)でした。とても哲学的で重い内容なのに、岡本くんが13年間引き蘢っている戦争犯罪人のフランツをコミカルに演じてくれていたので取っ付きにくいことなく、引き込まれました。これ、辻萬長さんありきの芝居だわ。
それにしても、よこちんさん演じるフランツの弟ヴェルナーは可哀想だなぁ(>_<)
西村壮悟くんとか出番少な過ぎーーー。
フランツの部屋
鏡を使った演出が映画的に美しかった。
http://www.atre.jp/14daltona/
舞台写真 http://www.atre.jp/14daltona/photo/
さいたまネクスト・シアターの俳優くんたち(カリギュラでダンサーだったお二人)も観劇していました。
昨日の夕刊に劇評。