ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

少年社中 第30回公演『リチャード三世』★★★★ 

原作:W.シェイクスピア 脚色・演出:毛利亘宏 美術:秋山光洋 音楽:YODA Kenichi http://www.shachu.com/r3/#top
『これは…西洋でも東洋でもない国の物語。白薔薇家『ヨーク』と赤薔薇家『ランカスター』は覇権をめぐって血で血を洗う争いのさなかにあった。その戦いに終焉の気配あり…。天下を取るは白薔薇家『ヨーク』。しかし、当主である四代目エドワードは病の床についていた。四代目エドワードの弟にして、野心家たる白薔薇家のリチャードは、白薔薇家の混乱に乗じて、王位の簒奪を企てる…。渦巻く策略、巧みな話術、多くの女性を絡めて落とす…。リチャードは数々の政敵を亡き者として、見事王位につくのであった。その名も『三代目リチャード』として。善人か悪人か? 太陽に憧れた男の、真の姿とはいったい…。』

 あうるすぽっとへ。
 リチャードを二人で演じる斬新な脚色だったけれど、「ランカスター家とヨーク家」が王位を争う(薔薇戦争)という背景、「面と裏」、「善と悪」、衣装もリチャード以外、赤薔薇家は赤と白薔薇家は白、と分かれていることもあり、見た目にもわかりやすい内容になっていた。ただ・・年齢はわかりにくい(ママたちが若い。しかたないのだけれど)。
八百屋どころか太鼓舞台の美術がとてもシンプルかつ重厚で素晴らしく、でも身体能力がないと大変だろうなぁ〜と思いました。
 
私の中のリチャード三世は岡本健一くんだったけれど、今回みたいに二面性を描いたリチャードもおもしろかった。黒薔薇リチャード山川ありそさんが素晴らしかった。凄い威圧感。ありそさん、初主演(W)だったとはびっくり。黒い衣装のありそさんは、猫背で「稀代の悪党」と伝えられているリチャード、彼のもう一面として描かれた泣き虫で優しい白薔薇リチャード(池田純矢くん)の葛藤する気持ちが痛いほどわかり、よかったです。
 
そして、いつもは振付で参加している森川次朗くん、出番少なめですがダンスシーンもあり、とても可愛かった〜。こどもの役だし、ピンクほっぺのメイクのせいだけじゃなく若い!キレがいいからかな〜。堀池さんもステキでした。
 
少年社中は、森川次朗くんがきっかけで(次朗くんを知ったのは、成河くんがパックだった『夏の夜の夢』で、妖精仲間でした)見始めた少年社中です。振付け担当ですが、おもしろいよとすすめてくれたのです。最初は2010年の『ネバーランド』、すごく楽しくて、それからかかさず観るようになりました。中村龍介くん初参加の『天守物語』は好きになりハマりました(笑)
 次朗くんにご挨拶。可愛い衣装、可愛いメイクのまま写真撮らせてもらいたかったな(笑)
 豪華なパンフレット!
 次回は7月中野で。