ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

映画『君が生きた証/Rudderless』★★★★★ 

 ヒューマントラストシネマ有楽町へ。
 「ファーゴ」「マグノリア」などで知られる名優ウィリアム・H・メイシーの初監督作品。映画館で予告を観て、見逃したくなかった作品です。そして今日3月13日は監督のお誕生日でした(1950年生まれ)←今知ったんだけど。あ、監督も出演していました。
監督:ウィリアム・H・メイシー『やり手の広告宣伝マンだったサムは、大学生の息子ジョシュを銃乱射事件で亡くしてしまう。会社を辞め、荒んだ生活を送っていたサムは、別れた妻から音楽好きだったジョシュが残したという歌の歌詞とデモテープを受け取る。その曲を聴き、息子のことを何も知らなかったことに気付いたサムは、ジョシュの遺品でもあるギターを手に、場末のライブバーでステージに飛び入り参加する。そんなサムの演奏を聴き、感銘を受けたロック青年のクエンティンはサムを説得し、親子ほど年の離れた2人はバンドを結成することになる。』
 
『主演は『ビッグ・フィッシュ』のビリー・クラダップ。彼のギターの腕前は『あの頃、ペニー・レインと』で披露済みだが、本作では自らのバンドも持つアントン・イェルチンと共に吹替えなしで歌とギターを担当。音と音とが重なり合い、音楽を奏でる喜びに包まれる演奏シーンの数々には魅了されずにいられない。ストレートな感動だけでなく、衝撃的な“秘密”を持った秀逸な脚本を書き上げたのは、メイシーとインディーズ界注目の新進コンビ、ジェフ・ロビンソンとケーシー・トウェンター。『スプリング・ブレイカーズ』のセレーナ・ゴメス、『トランスアメリカ』でオスカー候補になったメイシーの妻、フェリシティ・ハフマンらが脇を固める。サムたちの心の旅の果てに訪れるラスト。すべての人に語りかけるようなクラダップの歌声に、誰もが静かな涙を禁じ得ないだろう。』http://rudderless-movie.com
 
「生きてゆく道連れは記憶の彩りの音符たち。舵を失くしたラダーレスの出航」←キャッチコピーがとてもいい。
 
原題の『Rudderless』は彼らが名付けたバンド名。「おやじと3人の仲間たち」が付けた。この映画はたしかに『君が生きた証』なんだけど、この邦題はRockじゃないなぁ・・(笑)というか、過去じゃなく『今を生きる』的なものを感じました。
 
「乱射事件で亡くなった息子が残した楽曲を歌い継ぐ父親」「フェス参加へのオファーを受けること迷う父親」私は終盤に理由がわかったとき、動揺し、苦しくて涙が溢れました。それはまるで予想していなかったので。
サム(ビリー・クラダップ)の声、クエンティン(アントン・イェルチン)の声、亡くなるその日までデモCDに歌を録音していた息子ジョシュ(マイルズ・ハイザー)の声、ジョシュの歌詞、どれも素晴らしいのですよ。歌の力ってすごいなぁ。
サムは息子を影をクエンティンに、複雑な家庭環境のクエンティンは父の影をサムの中に見つけたんだろうなぁ。ふたりの再生と成長の物語でもありました。
 
サントラ欲しいな。