仕事が19時前に終わったので、映画へ。予告なしの19:45〜だけど、間に合う!と・・「Bunkamuraル・シネマ特集上映企画 ヌーヴェルヴァーグの恋人たち」へ。せっかくの祝日ですし。
「レオス・カラックスの『ボーイ・ミーツ・ガール』。アレックス三部作の一作目で、先週観た『汚れた血』の前のフランス映画。2作つづけて観ると、まぁアレックスくんの惚れっぽさがたまらなく可愛い。わざとものを落とし自分の存在を知らせるとか… ていうか、カラックスの青さが可愛い。」
「ボーイ・ミーツ・ガール、アレックスがミレーユに近づきたくて潜り込んだパーティが豪華!元宇宙飛行士がいたり、水槽が埋め込んであるシステムキッチンでマダム・ヘレンの思い出のカップの欠けたところでミルクを飲むアレックス、ヘレンのテレパシーデートの思い出、ミレーユとの静かで美しいシーン。」この映画の美術、すごく好き!
と2つtweet。 ↑ ヌーヴェルヴァーグですから、この感想と映画のイメージは違います(笑)
あそこはヒッチコックの『裏窓』、あそこはゴダールの『気狂いピエロ』などなど・・、『汚れた血』もだけど、23歳のカラックスくんは好きな技巧全部盛り込んだのね。あ、ランボーやヴェルレーヌの詩の引用も。それも好感持てます。
1984年/104分/モノクロ/35ミリ 監督・脚本:レオス・カラックス Leos Carax 製作:パトリシア・モラーズ 撮影:ジャン=イヴ・エスコフィエ 美術:セルジュ・マルソルフ ジャン・バウエル 音楽:ジャック・ピノー
『アレックス(ドニ・ラヴァン)は失恋したばかり。恋人フロランス(アンナ・バルダチーニ)は親友のトマ(クリスチャン・クロアレック)のもとに去った。アレックスは壁の絵の裏の「自分史」に新たに書き入れる。「最初の殺人未遂、83年5月25日。グロ・カユーの河岸にて」。一方、ミレーユ(ミレーユ・ペリエ)も恋人ベルナール(エリー・ポワカール)と喧嘩別れした。外に出たベルナールがインターフォンで中のミレーユと話すのを聞きとめたアレックスは、ベルナールの後をつけてカフェで彼のメモを拾う。ミレーユとベルナールにあてたパーティへの誘いだった。アレックスはそのパーティにベルナールの友人と称して入り込み、ミレーヌの姿を追う。すでに彼は彼女に恋してる。キッチンで出会った二人は、とりとめなく話し続ける。ミレーユのアパート。ドアから水がもれている。部屋の中に飛び込んだアレックスが床にうずくまったミレーユの背中を抱きかかえたとたん、ミレーユのセーターの胸に赤いシミが拡がる。ミレーユはその手にハサミを持っていたのだ。』(Movie Walkerより)
The Dead Kennedys - Holiday in Cambodia