ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

TRASHMASTERS vol.23『そぞろの民』★★★★★ 

 下北沢駅前劇場
作・演出:中津留章仁 出演:カゴシマジロー/吹上タツヒロ/星野卓誠/倉貫匡弘高橋洋介/森下庸之/森田匠/長谷川景/飯野遠[劇団民藝]/川�初夏 http://www.lcp.jp/trash/next.html
 
「駅前劇場にてTRASHMASTERSの『そぞろの民』マチネ観劇。政治と歴史、安保法案を扱ったタイムリーな作品。でも私は大好きだった父を思い出しながら、家族の物語として観ていました。最後は涙が止まらず。今回出てくる二人の女性が今まで観た中津留さんの作品の中でいちばん好き。」とtweet
 
中津留章仁が書き、演出した「そぞろの民」は、老人の自殺で始まり、もう一人の死で終わる3日間の物語。政治や歴史、ジャーナリズムを巡る言葉は時に自明で説明的だ。しかし通夜の席で愛憎が露わになり、日本人の根に深く届く。 登場人物の混迷は、日本と日本人の欺瞞を反映する。父が、現実主義者の次男(星野卓誠)に抱く悲哀濃い批評は、空気を読む協調性が、真の対話を妨げている日本人の心性をえぐる。 そして老いの実相。父の自殺の原因は、自分が培った学問の限界(欺瞞)に直面しただけでなく、老いがもたらす孤独と疎外感、子供たちへの慚愧の思いだったことが、日記状の断片から明らかになる。これを長男(高橋洋介)が見せまいとのみ込もうとする。取り戻そうと次男、三男(倉貫匡弘)ともみ合う場面は、悲しいほど滑稽だ。高橋の台詞の高低、間の良さ、星野の起伏ある演技、倉貫のナイーブな人間味がいい。最初にチラリとしか登場しない父が、ドラマ全体を引っ張る強力な磁場になる仕組みが面白い。』(山本健一さんの劇評)

ナイーブな三男・勇樹役の倉貫匡弘くんは前にエコー劇場で観たあと検索して知ったのですが同じ誕生日なのです。いい俳優になっていて嬉しい。←誕生日が同じ人は無条件に好き(単純かな?)。