ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

小松台東『想いはブーン』★★★★★ 


 三鷹市芸術文化センター 星のホールへ 「宮崎弁で贈る、恋と家族の物語」を観に。
「星のホールにて小松台東『想いはブーン』観劇。松本さんの書く脚本が大好きな私、でも観ると必ず兄弟とか姉妹がいる人生を羨ましくなる。今回も切なく優しいドラマでした。本当に皆さんうまくてね。それぞれの想いがブーンっとしていました。電工さんの隆史と井戸潤に素敵な出会いがありますように。」と帰りにtweet
 
『父と母はどうやって結婚したのだろう。聞いたことがない。聞いたけど忘れただけかもしれない。お見合いでないことは知っている。それ以外は何も知らない。少し興味がある。だけど今更母に聞くのは恥ずかしいし、父にはもう聞くことが出来ない。だったら、想像するしかない。周囲に反発し見捨てられた男と、周囲に可愛がられ大切に育てられた女……不釣り合いだ。誰も認めないだろう。それぞれの想いはブーン。宮崎弁で贈る、恋と家族の物語。』
『何気ない会話が導く自然な笑いが、いつしか、語られていない人生までをも照らし出す。観終わった後、物語のその後に想いを馳せずにはいられない、後を引く余韻。小松台東。』http://mitaka.jpn.org/ticket/1510020/
とありました。ほんとうですよ。ホントに何気ない、ふつうの会話をしているだけなのに。構成もすごくうまいんだろうな。
 
脚本・演出:松本哲也 出演:山像かおり(文学座)、瓜生和成(東京タンバリン)、細見大輔、異儀田夏葉(KAKUTA)、佐藤達(劇団桃唄309)、森谷ふみ(ニッポンの河川)、山田百次(劇団野の上/青年団リンクホエイ)、尾倉ケント、小園茉奈(ナイロン100℃)、松本哲也(小松台東)
 
安永電気の電工さんたちの詰め所が舞台。三人姉妹の父で安永電気の社長が入院することになり、奥では宴会が行われている。ドアを開けると宴会で盛り上がっている声が盛れ聞こえてくる詰め所の一夜の1時間45分の話。
「周囲に可愛がられ大切に育てられた女」三女役の異儀田夏葉さん、小松台東の常連ですが、今回もほんとうにいいです。この三女、里奈ちゃんの「生まれ変わったら何になりたい?」の答えはグラビアアイドルだった。それは、お父さんが嫌がるだろうからって。父親が嫌いとかではないと思ったけれど。そのグラビアアイドルという答えの前に電工さんたちが「グラビアアイドルのカメラマンになりたい」「そのカメラマンは映像か動画か」の話をしていて、それが盛り上がっているわけではないのに、三女のグラビアアイドルに繋がったとき、面白くなる。そんな感じで、その詰め所に入れ替わり立ち替わり入ってくる登場人物たちの会話が、とてもいいんです。それぞれの想いがブーンってしているのが、ちゃんと伝わってきますから。
 

Twitterでフォローしているアキラさんが「今、ストレートプレイの演劇で一番面白い戯曲を書いているのは、この小松台東の松本哲也さんではないかと思う。 この最近、小松台東以外にも戯曲を提供していて、非常に多作なのだが、どれも面白い。 今回の『想いはブーン』は、その中でも最高に面白い一作だ。」と書いていました。ほんとうですよ。http://stage.corich.jp/watch_done_detail.php?watch_id=277590#divulge

 小松台東、2016年に『勇気出してよ』が再演です。これは嬉しい。西地修哉くんが出演するからと観に行った『ノンアルコールで吐く』で松本さんの作品が好きになり、ほぼ全部観ているのですが、これは母のことがあり観に行かれなかったのです。それと水中花