5月19日〜29日まで6回だけの上演だったので今日が千秋楽でした。三部作通して観られて良かったーーー。
「カクシンハンの『ヘンリー六世』面白かった!ロックでファンキー!長さはまるで感じないどころか、わかりやすくコンパクトに短くできるってすごいなって。で、三幕に『時計仕掛けのオレンジ』のドルーグたちもいたよね?なんてことも思ったり。ドラムのグルーヴ感も涙モノでした。」三幕じゃなく3部だね。
中に入ってまず息をのむほど美しい乘峯さんの美術にドキドキ。ドラムのユージ・レルレ・カワグチさんは前回の『ジュリアス・シーザー』からだったのですね。
ヘンリー六世第一部(約70分) 休憩20分 ヘンリー六世第二部(約70分) 休憩20分 ヘンリー六世第三部(約75分) http://kakushinhan.org/works#h6
脚本:W.シェイクスピア 翻訳:松岡和子 演出:木村龍之介
◆あらすじ◆
フランスとの百年の戦争と、それに続くローズ・ウォーズ(薔薇戦争)。それぞれの家族のなかに積み重ねられてきたヒーローたちの争いの歴史は、ここにきてついに国を二つに分裂させてしまう。野心深い貴族たちは潰し合って倒れてゆき、罪なきものたちも踏みにじられ散ってゆく。幼くして即位したヘンリー六世王がおさめるイングランドは、親から子へと受け継がれてきた不満の遺産を清算する血塗られた五十年となったーー
1部 : 二つの国 1422-1444
百年戦争の英雄ヘンリー五世王の死とともに王冠は幼い息子ヘンリー六世に譲られ、イングランドでは政治の実権をめぐって内部分裂が加速していく。一方、フランスでは、イングランドの強力なリーダーたちの率いる軍と、神の声を聴く乙女に率いられたフランス軍との間でめまぐるしく勝敗が入れかわり、イングランドはついにフランスを追いつめるが…
2部 : 二色の薔薇 1445-1455
ヘンリー六世はフランスから王妃をむかえ、百年戦争はついにおさまる。だが、この条件の悪い結婚がまた国内の不満をあおり、気弱な王と暴虐な王妃のもとに貴族たちは二分し、王宮はあからさまな裏切りと謀略の冷戦場と化す。次々と有力者たちは死に追いやられ、高まる緊張のなか、血筋をさかのぼって王位継承権を争う薔薇戦争の火ぶたが切って落とされる。
3部 : 二人の王 1460-1471
王権を主張するヨークとその息子たちと、ヘンリー六世の妃と息子は、王座をめぐり軍を率いて一進一退の攻防をくり広げる。世の中をすっかり遠まきに眺めるようになってしまったヘンリー六世をよそに、二つの血統の正統性をめぐり、父と息子の絆、信頼と裏切り、人間の本質をあぶり出す命の奪い合いのドラマを重ねたあげく、ついにこの王権争いはクライマックスをむかえる…
100円おやつ 行こうと思っていたお蕎麦屋さんがお休みでパンに。