01月 お題【押】【飯】【出】【塔】【初】
【飯】「美味しい笑顔が食卓囲む 心がほどけていく時間」 ←(佳)
【飯】「風に元気な声乗ってきた そろそろご飯が炊きあがる」 ←(佳)
【飯】「お腹を空かせた怪獣たちの 規則正しい腹時計」 ←(秀)
【出】「此処で出逢いが幾つもあった 瓦礫に見つけた水仙花」 ←【三才の「人」】いただきました〜(*^o^*)
【塔】「風が卒塔婆を揺らした空に 細く尖った月が澄む」 ←(客)
【初】「乾いた都会に降る初雪は ひとりの寂しさ隠す白」 ←(佳)
02月 お題【早】【竜】【口】【嫁】【裏】
【嫁】「嫁いで来てから十数年が 経って落ち着く場所になる」 ←(客)
【嫁】「これが最後のお酒がつづき 嫁の目線がつきささる」 ←(佳)
【裏】「街に染みつく美味しい香り 裏道子猫を追いかける」 ←(佳)
【裏】「茶碗の汚れは裏までチェック お局街道まっしぐら」 ←(秀)
04月 お題【川】 【値】 【暮】 【米】 【唄】でした。
【値】「なんでも話して深めていった ふたりの時間が価値になる」 ←(秀)
【暮】「春を待ってた桜が舞って 街は緑に暮れてゆく」 ←(佳)
【米】「米粒ひとつも残さず食べる それが母へのありがとう」 ←(佳)
【唄】「眠りにつくまで歌ってあげる ママが作った子守唄」 ←(佳)
【唄】「空や季節の欠片を拾い 私は私の唄を詠む」 ←(佳)
【唄】「緑の匂いがまじった風に キミは鼻歌乗せている」 ←(秀)
05月 お題【隅】【影】【行】【使】【両】
【隅】「庭の隅っこ石榴の花が 咲いてそろそろ梅雨になる」 ←(佳)
【影】「人影まばらな波打ち際を 裸足を恋しくさせた風」 ←(佳)
【両】「おニューのYシャツ両手を通し 春をはじめる月曜日」 ←(佳)
【両】「やっとピアノが両手で弾けた ファとラの間違い気にしない」←(秀)
【両】「君の寝返り音聞きながら 今朝は両目の目玉焼き」 ←(秀)
06月 お題遠】【後】【助】【柱】【者】でした。
【遠】「もっと遠くへいけると泣いた きみのマイカー三輪車」 ←(佳)
【七夕祭り】「短冊揺らした風やわらかに キミに内緒の願い事」
07月 お題【互】【鈴】【快】【魔】【配】 私は【快】の選者
【鈴】「青いしっぽをなびかせながら 風鈴揺らした風がゆく」 ←【三才の「人」】いただきました〜(*^o^*)
【鈴】「風鈴蝉の音畳の香り 昼寝が日課の夏休み」 ←(佳)
【魔】「やんちゃな息子も寝顔は天使 朝日で魔法がとけてゆく」 ←(客)
【魔】「魔法がとけたらそこには王子 じゃなくいつもの顔が居る」 ←(佳) これ詠みにくいね。
【配】「寝ぼけ眼でお菓子を配る ラジオ体操夏の顔」 ←(佳)
【配】「とがった心をとかしていった 母から届いた夏野菜」 ←(佳)
09月 お題【寺】【許】【嘘】【合】【止】
【寺】「座禅写経に精進料理 寺社コンご利益期待大」 ←(佳)
【許】「富士山背中にワハハと笑う 今日の自分を許すお湯」 ←(佳)
【嘘】「嘘つき嫌いと甘える声の 嫌いが嘘だと知っている」 ←(佳)
【合】「声をかけ合い行き交う笑顔 ほっとするよな街に住む」 ←(佳)
【止】「肩にふわりとトンボが止まり 髪を揺らした風は秋」 ←(秀)
10月 お題【武】【毒】【上】【難】【旬】
【武】「涙が女の武器だと知った 有効期限があることも」 ←(佳)
【毒】「いじけた自分を鏡に映し 小さく小さな毒をはく」 ←(秀)
【上】「コスモス揺らした風やわらかく フレアスカート上機嫌」 ←(客)
【上】「金魚を上手にすくって見せた パパが自慢気秋祭り」 ←(佳)