E列。目線が同じで見やすい。客席の７割くらいが男性のお客様だったのは予想外。
ザ・スズナリで『少女ミウ』観劇。劇場の使い方がおもしろい。サイドも使い、家族の食卓のセットとテレビ局の（打ち合わせ室とスタジオ）のセットという奥行きのある二層になっていた（美術：原田 愛）。
岩松了さんらしい練られた構造。あの家族は何故ミウだけを残して…？は、少しわかるけれど（あの死に方を選んだのは何故なの？）何か見逃していないか？と考える。
川口覚くんは二役で彼らには共通点がある。正義と理想。眼鏡が素敵な部長は好きなキャラです。
月末にまた観るので感想は、そのときに書こうと思う。
そういえば…覚くん、『アレノ』から、歌う場面多いね〜🎵 と帰りにTweet。
当日パンフの岩松さんの言葉に「悲劇を語る悲劇そのものに追いつこうとして、むしろ行き場を託した感さえあった」「被害の外側にあった者が照れることなく言葉を費やす」「そして現実がねじ曲がってゆく」とあった。そう、そんなドラマです。
http://morisk.com/plays/miu.html
作・演出：岩松 了
出演：堀井新太、黒島結菜 川口覚、富山えり子、金澤美穂、篠原悠伸、新名基浩、藤木修、 岩井七世、安澤千草
照明：渥美友宏／美術：原田愛／音響：高塩顕／舞台監督：山矢源／衣裳：戸田京子／ヘアメイクプラン：大和田一美
初日なので、このへんにしておきますが、覚くんがとても良かった！！本当に「間」の取り方が上手いなぁと惚れ惚れ。みんなを演技でリードするお兄さん的存在なんだろうな。
ミウが窓から見ていた景色、羽の生えた蜘蛛に、ジル・ローランの『残されし大地』が帰還困難区域の富岡町にひとりで住んでいる方のドキュメンタリー映画を思い出していました。
「昭和」じゃない岩松作品は久しぶり。『不道徳教室』など「昭和」じゃない方が好きなので、ちょっぴり嬉しかったな。『少女ミウ』はテーマが重いけれどね。
お稽古終盤時の堀井新太くんインタビュー。 http://www.astage-ent.com/stage-musical/shoujo-miu-2.html
げきぴあ 稽古場レポート http://community.pia.jp/stage_pia/2017/05/plays.html
さいたまゴールド・シアターの新作は、岩松了さんの書き下ろし「薄い桃色のかたまり」 9月21日から10月1日
川口覚くんも出演した さいたまゴールド・シアターの第5回公演「ルート99」を書き下ろしたのも岩松了さんでした！岩松作品はじめてではなかったね。（第1回公演「船上のピクニック」も岩松さんの書き下ろし）
