錦糸町から歩いてすみだパークスタジオ倉へ。
A列(最前列)のほぼ真ん中。客席に落ちた金貨を拾いに来た伴蔵にガルルと睨まれる席。
すみだパークスタジオ倉にてオフィスコットーネ『怪談 牡丹燈籠』観劇。2時間とは思えないくらい濃密さ。極限まで暗闇にこだわったという森新太郎さんの演出が、大胆で美しくて恐ろしくて、もうだれも真似できないだろうと思うほど感動。人間の闇、業の深さをぐるぐる回る*演出で。盆ではなくて!→
『怪談 牡丹燈籠』新三郎とお露の物語にスポットが当たるのでなく、サイドストーリーもたっぷりと。孝助と平左衞門のラストに涙が…。伴蔵とおみねはとても身近で明日は我が身的だなぁ。
俳優さん全員素晴らしかった。シェイクスピアもいいけれど夏は圓朝が私の肌に合う。
と帰りの電車で感想Tweet。
さい芸のYさんがまたいらして・・ 観劇、ほぼかぶっています(笑)
(*)舞台の横に大きく広がる布。あの発想は、日本人ならではなのかも(カーテンでなく、暖簾のよう)
その布に映る影、布の向こうの小さな光の儚さ。牡丹灯籠。お露の白いドレスの裾が布の向こうへまあるく小さく消えてゆく。夜の闇に度々、降りしきる雪が泣きたくなるくらい綺麗でした。
原作: 三遊亭円朝 脚本: フジノサツコ 演出: 森新太郎 プロデューサー: 綿貫凜
柳下大、山本亨、西尾友樹、松本紀保、太田緑ロランス、青山勝、松金よね子、花王おさむ、児玉貴志、原口健太郎、宮島健、川嶋由莉、新上貴美、井下宜久
http://www5d.biglobe.ne.jp/~cottone/botandourou/