ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

範宙遊泳『その夜と友達』★★★★★ 

 STスポットにて可愛い髪型の武谷さん出演の範宙遊泳の『その夜と友達』14時回観劇。とても懐かしくてチクチク切なくて優しい世界。

「俺たちがまだ出会ってないころ〜」と2017年の「夜」の話をしはじめた。そう彼に語りかけられ、「俺たち」って誰だろうと思うオープニング。
 
三枝夜くんの現実には厳しいこともあっただろうけれど、とてもやわらかなものに包まれていたように見えたのは、やわらかな佇まいだからかな。出会いのときの、やっと町田、でなく「田町くんの中に存在出来た」っていうせりふ、好き。
あの夜、彼らはとも傷ついて、回り道した30年。ラストとても良かったなぁ。
これ、夜の回を観たら、もっと引き込まれたと思う。もう少し広いハコで再演して欲しいな。できたら小説でも読んでみたい。
 
ステージナタリー:揺らぎの向こうにある、揺らがぬ過去と光を描く、範宙遊泳「その夜と友達」http://natalie.mu/stage/news/243582
「会話の端々から、“現在”が2017年から15年後だということ、ある事件を機に、田町は20歳のころ知り合った三枝夜という友人の話をしようとしていること、そのリビングは夜の部屋だということなどが明らかになる。田町の語りは、時間や話の順序があべこべで、現在と過去が突然混ざったり、その時間その場所にいるべきはずでない人が現れたり、現実と虚構が共存したりと、すべてが揺らぎ曖昧で、話の尻尾が掴みにくい。しかし物語の靄をかき分けていくに連れ、1つひとつのエピソードから青白い煙が立ち上がり、やがてそれが大きな炎となって、記憶の導火線に火を着ける。そして3人が発したセリフの数々は、落ち葉のように舞台に降り積もり、ラストに向かって緊張感を高めていく。」

徳永京子さんのTweet「?2時間の作品に折り込まれた/配置された/仕掛けられた物語があまりにも豊かで、まだ整理がつかないのだけれど、滅多に使わないと決めている言葉を持ち出すと、傑作です。」「?ひとつの見方としてこの物語は、本当なら記憶から消し去ってしまいたい、自分が最低最悪の人間になってしまったある夜のことを思い出し、それをやり直す男の話と言える。彼は、私達からすると少し未来にいて、」
「?武谷公雄、名児耶ゆり、大橋一輝がいずれも素晴らしい。演じるとは役になりきるのではなく解放と制御だと教えてくれる。とりわけ大橋にとってこの1作は大きいはず。役にダイブして溺れる直前で息継ぎを覚えた感じ。これからは遠くまで行ける。横浜STスポットで13日まで」
チケット3000円(学生2500円)です。

 次は木ノ下歌舞伎『心中天の綱島