渋谷キャストスペースの場所を親切に教えてくれた方が柳楽優弥似で、今夜は二度美味しいかもしれない、とウキウキしながら会場へ。
大好きなモダンスイマーズの蓬莱さん脚本、山本卓卓 × 映像作家・ムーチョ村松で(入山杏奈ちゃんは名前も初めて知ったのですが)鈴木杏ちゃんでしょう。これは観ない選択はない!ということでチケット購入したのでした。
鈴木杏×入山杏奈の『魔女の夜』(イマーシブ(=没入型))1席空きで14席しかない空間で濃密な生の時間をゾクゾクしながらの観劇。B列にて。
ムーチョさんのダイナミックな映像を使った山本卓卓さんの演出大変好み。
2010、17年と観た作品だけど鈴木杏ちゃんは絶品。杏ちゃんのさゆりは今まで観たなかでいちばん刺さる。しまってあった毒が漏れ溢れる。入山杏奈ちゃんもくらいついていた。杏奈ちゃん綺麗…もっと毒があってもいいくらい。
ただセットの部屋が広いので「こんな部屋に住んでいたのか、お給料少ないの?」な地味な感じはなかったけれど、ものが何もない=こんな部屋ということならいいのか。
とにかく素晴らしかった。すごく良かったので、配信でも見てみようかな〜。
さゆりの家の近くであろう映像が流れてるスクリーン前の、ベッドがある狭い空間での演技なのかと思ったらスクリーンの幕が奥へ引かれて奥行きのある無機質な部屋が現れ…
STORY
「深夜、一人暮らしの女性マネージャー進藤さゆりが眠っている。
そこに腕に傷を負った女優の真島友紀が現れ、その寝顔を見下ろしている。
目を覚ましたさゆりは、友紀の突然の訪問に驚く。
というのも、友紀はこの家を知らないはずだから……
やがて二人の会話から明らかになる知られざる関係に見ているものを思わず息を呑む―」
カーテンコールで読売演劇大賞 大賞・最優秀女優賞おめでとうと心の中で叫びました👏 鈴木杏ちゃんに。
作:蓬莱竜太 演出:山本卓卓(劇団「範宙遊泳」) 映像:ムーチョ村松
照明:富山貴之 音響:池田野歩 音楽:ハザマリツシ 衣裳:西本朋子 ヘアメイク:大宝みゆき 演出助手:山田 翠 舞台監督:南部 丈
写真はTKTS JapanのTweetより「実際に部屋を覗き見するような臨場感を体感してみてください!!」tkts.tokyo/details/G5422I
初日前夜の鈴木杏ちゃんのInstagramの動画(Instagramを見たことなかったので) https://www.instagram.com/tv/CK_QNFpA5nA/?igshid=1ma4jcopiupw2
ちなみに
2010年『富士見町アパートメント(Aプログラム)「魔女の夜」「海へ」』★★★★ https://magnoliarida.hatenablog.com/entry/20100313/1268493178
2017年 モダンスイマーズ「実験公演」Team B千秋楽『魔女の夜』★★★★ https://magnoliarida.hatenablog.com/entry/20171112/1510492968
2010年2月に『凡骨タウン』を2回見て好きになった蓬莱作品を観たくて3月に『富士見町アパート』を観劇。そこで「蓬莱さんの本、やっぱり好きかも。これからも観られるものは観ていきたいなー。」となったのでした。