彩の国さいたま芸術劇場インサイド・シアターで。
正面の席（３列目）に座ったけれど、思い切り振り返らないと正面の階段上が見えないので、首が痛い。そうだ・・インサイド・シアターは正面の階段を使うことが多いんだった〜〜。次はサイドに座ろう。
『薄い桃色のかたまり』観劇。蜷川さんが残したさいたまゴールド・シアターと岩松さんの相性、とてもよいね。新作の演出が岩松さんで良かった。皆さん全然衰えていなくて、さらにパワフルになっていらした。最年長の重本さんの声のはりもすごい（「私は今より先しか見ないの」にうん、と頷く私）。
各シーンがどれも素晴らしく見応えあり。私は線路の復旧工事に行く男たちのシーンからダンス＊になるところで涙腺崩壊。強さや希望が見える。あの最初のダンスの曲ってカミーユかな？（ミウの時と同じ）
ネクストのみんなも生き生きしてた！すごく嬉しい。
原田 愛さんの美術も素晴らしい。インサイド・シアターの奥行きを最大限に生かした演出はまるで蜷川さんが岩松さんの中にいるようでした。ここでしか味わえないさい芸のスタッフワークの素晴らしさも健在。いろんなところで蜷川さんを想います。
イノシシの中は中西 晶くん。岩松さんは蜷川さんからそこも引き継がれたのね、って・・。中西 晶くんが演じる「動物」はすごいです。（https://twitter.com/wolpochi/status/911890763826397184）
岩松さんの戯曲、難しかったので、もう一回取っておいて良かったわ。
いつもの当日パンフの10倍豪華な当日パンフ。無料はありがたいけれど、お金払ってもいいですよ。
＊ダンスの振り付けは井手茂太さん、あの自由で個性的で雄弁なダンス！涙出ますったら。そして私も踊りたくなりました。
約3時間10分（第一幕：1時間35分、休憩15分、第二幕：1時間20分
作・演出：岩松 了
あらすじ「未曽有の大震災から6年が経った。住人がいない地域では、動物たちが、とりわけ、イノシシが我がもの顔に人家への出入りを繰り返すという事態になっていた。一時避難を余儀なくされている添田家では、やがて帰還するために、少しずつ家の修復をしようとしていた。集まっているのは復興に尽力するとともに添田家を励ます人たちだ。
ある日、添田家の働き頭の長男（学）がイノシシに襲われ怪我を負ったところを復興本社に勤めるハタヤマが救った。一方で、線路が見える丘の上には、ひとりの若い男が立っていた。男は恋人が乗るはずだった、走って来るはずのない列車を見に来るのだった。その頃、東京から北へ向かう列車には恋人を探しに来たミドリが女たちと共に乗り合わせていた――。」
さいたまゴールド・シアター：石井菖子、石川佳代、宇畑 稔、大串三和子、小渕光世、葛西 弘、神尾冨美子、上村正子、北澤雅章、小林允子、佐藤禮子、重本惠津子、田内一子、郄田誠治郎、郄橋 清、滝澤多江、竹居正武、谷川美枝、田村律子、ちの弘子、都村敏子、寺村耀子、遠山陽一、紱納敬子、中野富吉、中村絹江、林田惠子、百元夏繪、益田ひろ子、美坂公子、宮田道代、森下竜一、吉久智恵子、渡邉杏奴
ゲスト：岡田 正
さいたまネクスト・シアター：周本絵梨香、竪山隼太、堀 源起、茂手木桜子、内田健司、中西 晶、市野将理、白川 大、續木淳平、井上夕貴、佐藤 蛍、鈴木真之介、郄橋英希
のろのろしていて白川くんに会えず、残念。いい役だねって言いたかった。
さいたまネクスト・シアターの内田建司くん、ブログ更新してた！http://yougooffice.com/photo_blog/photo_blog-5920/
WOWOWのドラマ「片思い」にも少しだけ出るようです！
今日も思ったけれど、内田くんの声は唯一無二だなぁ。ミドリを演じた周本絵梨香ちゃんもの声も。
周本さんのフォトブログ http://yougooffice.com/photo_blog/photo_blog-5876/
