ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

朝日新聞に「ブロードウェイと銃弾」劇評 

「こんなに主演コンビがハマった舞台も、そうはなさそう。浦井健治城田優共演の『ブロードウェイと銃弾』だ。ウディ・アレン監督の同名映画(1994年)を彼自身がミュージカル化(2014年ブロードウェー初演)したもの。狂騒の時代をダンスで紡ぐにぎやかな舞台が、日本初演福田雄一演出)された。」「1920年ログイン前の続き代のニューヨーク。劇作家デビッド(浦井)の脚本が上演されることになった。ただし、出資者のギャングの愛人オリーブ(平野綾〈あや〉)を出演させるという条件付き。彼女の監視役チーチ(城田)が稽古場で脚本や演出に口を出し、そのたび作品は磨かれていく。芸術至上主義の劇作家と、芸術とは無縁のギャング。2人の立場が逆転する、皮肉が利いたコメディーだが、その底には演劇への愛もにじむ。」「浦井と城田は役に似合って、息もぴったり。城田が、クールな演技で物語を牽引しつつ華麗なタップダンスも披露、圧倒的な存在感を見せる。浦井は翻弄されるキャラクターをふんわり演じて魅力的だが、冒頭ではもっと硬派な面を見せていい。平野が、おバカな女優オリーブを演じてキュート。」「スーザン・ストローマンのオリジナル振り付けを踏襲した、生きのいいダンスが舞台を弾ませる。ダンスシーンにリードされ、展開も軽やか。隙間を縫って入るアドリブは、笑える場面もある一方で、雰囲気を削(そ)ぐものもあるのは残念。オリジナル舞台にはない銀橋(松井るみ美術)が、背景にふさわしいきらびやかさを醸している。物語を編む音楽は、20〜30年代のジャズを中心にした既存曲。オーケストラ(上垣聡指揮)の音に、ビッグバンド・ジャズの華やぎがあって、楽しい。(萩尾瞳さん・映画演劇評論家