ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

はてなダイアリーから引っ越してきました。浦和レッズが大好き!! 音楽と映画とライブとお芝居が好き。ラーメンズが大好き。

serialnumber 02『機械と音楽』の備忘録的なTweet

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serialnumber『機械と音楽』① 図面を観るイヴァンの表情が忘れられない。

ヴェスニン先生がギンスブルグとオシープにイヴァンの図面を見せて言った 「実に美しい線を引く。その線が空間を切り取るものだと。最初から知っているような、素晴らしい直線をね」 この美しいせりふにドキドキ。

 

『機械と音楽』② 構成主義の終わりが見えた終盤のシーンで、イヴァンがヴェスニン先生に 「建築の線は〜 空間そのものを先の時間へと押し進めていくための線だということを忘れてはならないと教えてくれたのは先生だ」 と言う美しい音楽のようなせりふに繋がっている。

 

『機械と音楽』③ 構成主義スターリンの到来で終わりを迎えるのだけど、俳優が革命家と構成主義者を演じている対比が素晴らしい。

田島亮くんは構成主義建築の天才と言われたイヴァン・レオニドフとロシア・アヴァンギャルドの天才詩人マヤコフスキーも演じていた。

 

『機械と音楽』④ 浅野雅博さんがメーリニコフとヨゼフ・スターリンの二役なのも。時代を代表するふたり。 スターリンに殺されるメーリニコフだもの。

二つのテーブルを俳優たちが空間を切り取るように動かしていく演出も構成主義のデザインのようだった。

 

『機械と音楽』⑤ メーリニコフにレーニン研究所の模型を褒められたイヴァン。 数学が得意なニコライに計算され建たないと言われたガラスのドームに目を落としながら 図面に線を引くエレーナに目を向けた田島亮イヴァンの目の色が変わる。 「それだ!その線が余計なんだよ」

 

『機械と音楽』⑥ 三浦透子ちゃん演じるイヴァンの盟友エレーナが愛したのはイヴァンのデザインだけじゃないよね〜(妄想)

詩人マヤコフスキーを師としていたエレーナ。マヤコフスキーとオシープと3人で同棲していたリーリャ。 そのイヴァンとマヤコフスキー田島亮くんの二役ってすごい。

 

⑧ イヴァンが妻のニーナがさしている刺繍に手で触れるところ(見るだけでない) 都市の模型を見せながら、雨が降ったらどうするの?と言うニーナに「傘をさすか、ちょっと濡れればいい」 メーリニコフもお散歩が好きと言っていたね。

 

『機械と音楽』⑨ 捨てばちになったイヴァンがストーブで焼こうとした図面を抱きしめ、焼くなら私を燒いてと必死で止めたエレーナ。

そこへ軽々と入ってきたメーリニコフに、総会でゴルツが言っていたメーリニコフを表した言葉を伝えようとする、その言葉を一度飲み込んだイヴァンが素敵。

 

⑩ かなり終盤、ギンズブルグ先生がイヴァンに「君が、君が転落させたんだ。ぼくたちの船を」とついに言ってしまった次の、 ニコライとイヴァンの場面。友人ニコライの台詞が胸に響いた。 「踏みとどまろう」 「とどめていけよ、君の線を紙の上に」

 

⑪ 多分登場人物の中でいちばんかっこいいメーリニコフが子供の頃に聖書を読んで空想していたことを語る場面。バベルの塔ノアの箱舟、、 その彼が自分のために美しい家をデザインしたのがわかる。

その後にくる最後のクライマックス →

 

⑫ → メーリニコフがイヴァンに伝えた最後の言葉 「君は、おそらくは、たったひとりの構成主義者だ」「ずいぶん遠くまできたね」「その苦しみは君だけのものだ」

それを受けて、ひとりきりで何もない荒野に立っているかのような田島イヴァンの表情が胸に刺さって取れない。

 

脚本・演出・衣装プラン・宣伝美術:詩森ろば

出演:田島亮 / 三浦透子、大石継太、青山勝、田中穂先、酒巻誉洋、熊坂理恵子、きなり/ 浅野雅博

【舞台美術】杉山至+鴉屋 【照明】榊美香(有限会社アイズ)【音楽・音響】青木タクヘイ(STAGE OFFICE)【映像】浦島啓(コローレ)【舞台監督】田中翼 【演出助手】内河啓介 【宣伝写真・記録写真】保坂萌 【衣裳】加藤千晶 【宣伝美術】詩森ろば 【制作】イビケイコ(TiA Production)【制作助手】宮崎千琴 【主催】一般社団法人風琴工房