30分の間にランチしてまたK's cinemaへ。
台湾巨匠傑作選2021 江口洋子スペシャルセレクト５作品よりワン・ユーリン監督の「アリフ・ザ・プリン（セ）ス」というLGBTQ映画。何年もかけたという脚本もキャストも映像も音楽も素晴らしかった。97分なのに一人ひとりの描き方で足りないところがない素晴らしい群像劇。マスクの下がびしょ濡れ。
上映後の江口洋子さんのトーク、キャスト紹介でも涙が出るという🥲
「原住民のゲイの青年と彼の生き方や彼を取り巻く仲間、家族の人間模様を描いた、笑って泣けるヒューマンドラマ。パイワン族の青年アリフは、手術で完全な女性になることを目標に台北でヘアスタイリストとして働いている。彼の悩みは、台東で一族の頭目をしている父の跡目を継がなければならないことだった。」
監督／脚本 ： ワン・ユーリンYu-Lin Wang
脚本 ： シュー・ホアチエン、ホア・ボーロン、 チェン・フイリン
出演者：舞炯恩・加以法利得（ウジョンオン・ジャイファリドゥ）、趙逸嵐（ チャオ・イーラン）、呉朋奉（ウー・ポンフォン）、陳竹昇（チェン・ジュー ション）、鄭人碩（チョン・レンシュオ） ほか
プロデューサー ： ジーン・ヤオ、リウ・ジーガン 撮影監督 ： ワン・パンユン 音響監督 ： シドニー・フー 音楽 ： ブレア・コー
編集 ： ホン・ドンレン、チャン・イーニン
美術 ： クー・バオイー
一人の男を愛したドラァグクイーンバーを経営しているシェリー役のチェン・ジュー ションが草彅くんの凪沙（「ミッドナイトスワン」）と重なって余計に泣いてしまった。
息子アリフの性転換を受け入れられず猛反対していた父親の跡を継ぐ儀式のときに「娘」と紹介されて、よかった〜。
主人公アリフを演じたウジョンオン・ジャイファリドゥは台湾原住民パイワン族の青年でこの映画が俳優デビューなのかな。
