昨夜『DOORS』観劇。倉持裕さんの新作はSFファンタジー。面白かった〜!音楽が阿部海太郎さんです。鎌塚氏シリーズのように歌もあります。今回は全員で!!踊りも。
“そうであったはずの世界”と“こうなってしまった世界”。 くぐった先にも別のドア。 彼女たちは旅をする。
「お母さんじゃない」と、ホンモノの母を取り戻しにドアを開ける。パラレルワールドを行ったり来たりする奈緒ちゃん演じる少女とその同級生。向こうの世界は似ているけれど違う。あっちのお母さんの方がみんなから好かれるし私のことをわかってくれる…となったりもする。
キャスト全員が二つの世界で生きる同じ人物をきっちり演じ分けるので観ていて迷うこともなく、一緒にパラレルワールドを行き来できた。
「小さな地方都市。高校生の真知は、クラスでも目立った存在の理々子のグループにいじめを受け、不登校になってしまう。真知の母親は元女優で、華やかな芸能界にいたが、挫折し、故郷の町に戻って来ている。何事にも悲観的で暗い性格の母親が、しかし、あるトラブルがきっかけで別人のように明るく社交的な人間になる。急に人が変わってしまった母親を前に、真知はその謎を解くべく、母親の過去を探り、彼女の知人を尋ねて「ドア」を開ける。真知を追いかけて来た理々子と一緒に、その「ドア」をあけると、二人の前に「あちら側の世界」が出現する。二人は「こちら側」と「あちら側」の世界を行き来する不思議な旅の中で様々な出来事に遭遇しながら、忘れかけていた過去の過ちや、未来の自分の姿を垣間見て、ふと立ち止まり、思案に暮れる。そしてやがてその先に、ささやかな希望を見出してゆく――。」
出演:奈緒 伊藤万理華 菅原永二 今野浩喜 田村たがめ 早霧せいな
作・演出:倉持裕
音楽:阿部海太郎 美術:中根聡子 照明:横原由祐 音響:高塩顕 衣裳:飯田恵理子 ヘアメイク:大和田一美
演出助手:相田剛志 舞台監督:鈴木康郎
もう一つの世界ってぜったい気になるよね。向こう側の私は何しているかな?元気で楽しく生きていてほしい。