劇作家・演出家・役者 野田秀樹さん 会見 | 日本記者クラブ JapanNationalPressClub (JNPC)
www.jnpc.or.jp【会見レポート】野田秀樹が語るコロナ禍で感じた思い、そして新たな国際舞台芸術祭構想(ステージナタリー編集部さん)
「野田秀樹をゲストに迎えた記者会見が、昨日9月27日に東京・日本記者クラブにて行われた。会見では、文化芸術が“不要不急”とされたコロナ禍を振り返ると共に、野田が考える新たな国際芸術祭の構想が語られた。」
【レポート】野田秀樹 日本記者クラブで会見~夢の「国際芸術祭」構想に向けての第一歩を踏み出す | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス(取材・文・撮影=久田絢子さん)
「海外の状況との比較を尋ねられた野田は「3日前にロンドンから帰国したが、ロンドンの劇場・客席はコロナ前に完全に戻っていると感じた。日本では、劇場に来ている人の心にまだ蓋がされているような感じがする」と印象を述べた。コロナ禍以降の公演について、「僕は2020年7月に、東京芸術劇場プロデュース公演『赤鬼』という作品で再開した。そのときは僕たちもおっかなびっくりで、劇場に来る人たちもおっかなびっくりだったが、見終えて帰って行くお客さんの顔が全然違った。劇場には顔の表情を変える力があるなとすごく感じた」と当時の様子を振り返った。」
サインに「「余韻」と記したことについて野田は「演劇をやっていると、終わった後のお客さんの余韻、終演後の劇場内だけではなく、劇場を後にしたお客さんの中に残るものも含めて、余韻というのが自分の中で大事だなと思っている」と野田さん。