シアター風姿花伝にて風姿花伝プロデュースvol.10『夜は昼の母』観劇。E列で。
vol.1の「ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる」とvol.6「終夜」の作者スウェーデンのラーシュ・ノレーン(Lars Norén)の、まさに怪作。演出は3作品とも上村聡史さん。
鳩が鳴く
ダヴィドは母のナイトガウンを着る
ここは父が経営する小さなホテル
今日はダヴィドの16歳の誕生日
兵役を経験した兄
咳が止まらない母
ひたすら喋り続けては空回りする父
家族が奏でる追憶の四重奏
昨日初日で今日2日目なので少しだけ。54歳の岡本くんが弟のダヴィド、33歳の隼太くんが兄のイェオリという兄弟の年齢設定が前半後半で変わるのかな〜と思っていたら一夜の、お互いを傷つけ合うような家族の会話劇でした。16歳を演じる岡本くんが信じられないくらいずっと可愛くて隼太くんが兄でも違和感ないのだから俳優ってすごい。皆さま凄いです。斜陽のホテルを経営するアルコール依存症の父役の山崎一さん… 凄まじい。あんな山崎さん初めて観ました。
この兄弟がジャズ好きで有名なミュージシャンたちの名前が出てきたり…楽しい。
隼太くんのサックス🎷がかっこよかったり、岡本くんは今回もある場面で楽しませてくれました🎵ああいう場面を入れてくれる上村さんの演出好き。今回の那須さんのエーリンには母性というより「女」を感じたかな〜。
ラジオから流れるキャリル・チェスマンのニュース。レオポルドとローブのあの事件(Thrill Me)の本が出て来たり、ダヴィドを船員にって話が出て、あっ「ガラスの動物園」のトムだ… となり、なんとなく時代がわかりました。
3週目にもう一回観ます。その時また。
端っこの席、柱の後ろで少し見切れた…(T . T)
作:ラーシュ・ノレーン
翻訳:ヘレンハルメ美穂
演出: 上村聡史
出演: 岡本健一…ダヴィド、 那須佐代子…エーリン、 竪山隼太…イェオリ、 山崎 一…マッティン
美術:長田佳代子 照明:阪口美和 音響:加藤 温 衣裳:半田悦子 ヘアメイク:鎌田直樹 演出部:山田朋佳 舞台監督:梅畑千春 宣伝美術:チャーハン・ラモーン 絵画提供:佐和子
見終わってこの佐和子さんの絵を見ると「お皿の上のお肉はマッティンが…」となります。
風姿花伝プロデュース「夜は昼の母」開幕、那須佐代子「節目の公演に相応しい作品に」(舞台写真 / コメントあり)
【2月4日追記 岡本くんのInstagram】https://www.instagram.com/p/C27giFSBKWC/?igsh=ZGljajJ0cDJ2NGt2