間違えて下北沢に行ってしまったので茶沢通りを歩いて三軒茶屋へ。
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世田谷パブリックシアターにてチェルフィッチュ×金氏徹平 『消しゴム山』観劇。G列センターブロック。
日常にあるモノに「観客はいなかった」という言葉がリピートされる。岡田さんが東日本大震災後の被災地を訪れなかったら創られなかった演劇。被災地の造成工事現場のように見える美術に植物は無い。
PART1で洗濯機が壊れコインランドリーに集まる人たち。彼らが着ているカラフルなツナギが防護服のような、原発事故を思い出さずにいられない衣裳でした。コロナもだ。
PART2で日常にあるモノに「観客はいなかった」という言葉がリピートされる。
PART1 コンクリートミキサーが回り続けている音が結構な騒音なんだけどNY公演では踊っている人もいたと。電圧の関係で音も変わるからと…劇場空間によっても違うのでしょう。
散らばっているけど整列しているモノの山が俳優をどれだけじゃまするか、というのがおもしろかった。俳優がモノを動かすのは全て即興とのこと(PART3)主従関係。
「『消しゴム山』は家の洗濯機が壊れたというモノローグからはじまる三部構成の作品です。公園に突然現れた謎の物体をめぐるやりとりが交わされる第二部では、岡田が舞台映像作家の山田晋平と共に始めた新しい演劇の形式「映像演劇」の手法も用いられ、生身の俳優と映像パネルに映し出された俳優が対峙します。そして舞台の様相は少しずつ変化していき、モノによる演劇、モノによる世界が訪れる第三部」
作・演出:岡田利規
セノグラフィー:金氏徹平
出演:青柳いづみ、安藤真理、板橋優里、原田拓哉、矢澤誠、米川幸リオン
衣裳:藤谷香子(FAIFAI)照明:髙田政義(RYU)音響:中原楽(ルフトツーク)
映像:山田晋平 技術監督:鈴木康郎 舞台監督:湯山千景 演出助手:和田ながら 英語翻訳:アヤ・オガワ プロデューサー:黄木多美子(precog)
「『消しゴム山』創作のきっかけは、岡田が岩手県陸前高田市を訪れ、津波被害を防ぐための高台の造成工事を目撃したこと。もとの地面から10メートル以上もの嵩上げを行なうために周囲の山は原形を留めないほどに切り崩され、風景は一変していました。驚異的な速度で人工的に作り変えられる風景を目の当たりにしたことから「人間的尺度」を疑う新作の構想」から始まったそうです。
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