ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生/The Curious Case of Benjamin Button』★★★★★ 

  監督はデビッド・フィンチャー「セブン」「ゲーム」「ファイト・クラブ」と全部好き(「エイリアン」はNG)。ファイト・クラブはサントラと広告の仕事をさせてもらった思い出の映画。
 『ベンジャミンバトン』面白かった!とてもいい映画でした。フィンチャーの今までの作品とはカラーが違うけれど(らしくない 笑)、とても優しい気持ちになれる映画です。原作は、F・スコット・フィッツジェラルドの短編。脚本は、『フォレスト・ガンプ/一期一会』のエリック・ロス。167分を感じさせないほど夢中にさせてくれました。
『1918年、ニューオーリンズ。黒人女性クイニーは、置き去りにされた赤ん坊を拾う。ベンジャミンと名づけられたその男の子は、すぐにクイニーが営む施設の老人たちの中に溶け込んだ。なぜなら彼は、80歳で生まれ、そこから徐々に若返っていく運命のもとに生まれたからだ……。 愛する人との出会いと別れを経験し、人生の喜びや死の悲しみを知りながら、誰とも違う数奇な人生を刻んでいくベンジャミンは、“永遠”〜時を超える愛〜を、見つけることができるのか──?』
「私は奇妙な身の上に生まれた」。自分がベンジャミンのように生まれたら人を羨んだり自分を不幸だと嘆いちゃうかもしれないけれど、ベンジャミンは自分を不幸なんだと決して言わない。赤ん坊を拾った老人施設を営む黒人女性のクイニーが老人の顔をしたベンジャミンを見て「個性」だと言った言葉が印象的でした。
人生が逆回転するベンジャミンが初恋の女性デイジーとのドラマがせつないよー(T_T) ふたりの人生が交わるのは一生の真ん中あたりのわずかな時間だけなんだもの(T_T) ラストシーンはもう涙ぽろぽろです。ふたりが出会ったころに読んだ絵本が最後は・・・(T^T) 
       それでも「人生は何があるかわからない」 
映像がとても美しくて、それでも泣きそうになります。航海シーンの映像は、まるでミヒャエル・ゾーヴァ(Michael Sowa)の世界よ!美術がすばらしい!衣装も素敵!そんなわけでスタッフのことも知りたいので今回はパンフ購入。
 すごい豪華です。