ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

KAAT オープントーク Vol.1  

 『劇場って何? 芸術監督って何?』に行ってきました。
第一部:蜷川さん(彩の国さいたま芸術劇場芸術監督)と亜門さん(KAAT芸術監督)の対談。「劇場って何?」
とても楽しかった!!蜷川さんの対談には何度か行っているのですが、演出家同士の対談は初めてだったので、興味深いお話がたくさん聞けました。みなとみらい線のトラブル(車内救護のため30分ストップ)のため始まったのは1時10分過ぎ(蜷川さんも電車でいらしていました)でしたが、1時間があっと言う間!!
初めての大ホール、広ーーーい!!舞台の奥行きがあるのはいいけれど、客席も奥行きがあるし、傾斜がなだらかなので遠い!!そして上の階が高い!私『国民の映画』はチケット代の安い3階で観ることになっているのですが・・遠いなぁ(ё_ё) 蜷川さんも言っていらしたけれど、ミュージカル向きの劇場。「マイクを使う(生の声が届かない)のは演劇じゃないよ」って言われてました・・上(3階)は使うなとも。そうそう・・大きいキャパのときに前の数列を使わないようにすると興行的に何百万も違うと蜷川さんがおっしゃっていました。いくら公共の劇場で予算が出るとはいえ、税金を使うので気を使うのでしょうね。
さいたま芸術劇場のこと。与野本町にあるのですが・・なんであんなところに建てるんだよ!初代芸術監督じゃないので話をもらって行ったときに驚いたって。私もいまだに遠いなぁーー冬の与野本町のホームは吹きっさらしで寒いなぁーーって思うもの。埼スタは遠いって思わないんだけどね( ̄ー ̄☆
だから、劇場の知名度をあげるために最初の作品は、スターを呼んだって。“あがり” は2割でもかまわないからって。ご近所の方のために稽古場見学も実施したって(私も見てみたいな~)。サッカーもそうだけど、埼玉の県民性にもマッチしていたのかな。スターを呼ぶ点では、私のようなミーハーfanのハートも掴んだしね。
芸術劇場と同じように、KAATのある横浜もお芝居でお客さまを呼べない地域と言われていたって。亜門さんは「みんな東京を信じている。」と話されていましたが、私は・・東京で働いているひとが多いのも理由のひとつだと思うのよ。だって、横浜市民の私だって平日KAATのお芝居を観るには早退しないと間に合わないもの、不便な場所だし。「埼玉よりはいいだろう」と蜷川さん(笑) 以下、少しですが箇条書きっぽく。
・それから、お二人が森田剛くんをベタ褒め。「才能がある」「あのクラスの才能はあの年代にはいない」「アイドルを舐めたらいかんよ!!」わかりますよ。星の数ほどいるアイドルの中で自分の位置をしっかり持っているんだもの。でもねーーーチケットが取りにくいのですよーーあと私が『血は立ったまま眠っている』で感じたのは若い女性がほとんどなので居心地が悪かったのですよ〜 あのお芝居で森田剛くんの素晴らしさがわかったし、もっと大勢のファンじゃないひとに観てもらえたらいいのにねーーって思ったもの。次も観たいと思ったけれど、『金閣寺』先行外れたから・・(=_=)「ものをとらえる角度がすばらしい」「よく本を読んで理解している」って。観たかったなぁ。今度は俺とやろうって蜷川さんは剛くんに言ったらしいので、今度はぜったい観に行こう!
岡本健一くんの話にもびっくり、昔やったキムタクと桃井さんの仕事(「盲導犬」ですね)を観にきた岡健は台本をもらって帰り、翌日セリフを覚えてきて稽古場で桃井さんを相手に芝居をしたんだって。それはその場で終わってしまうことなのに、その真摯な姿勢に感動したって。そして、その芝居がとてもよかったらしい。
・海外の演劇界の話もおもしろかった。レパートリーシステムとか。
・他の舞台は観に行かない。自分がやりたいものを観ちゃうと次に同じ演出はしたくないし、すごくいい芝居を観ると負けたと思うから行かないって蜷川さん。
ネクストシアターの話。 いまのひとたちは鏡の向こうのものしか見ていない(ついったーをあげ)。芝居のために肉体で実感させる。
・ゴールドシアターの話。翻訳劇をやってむなしさを感じていた。どんな話していたんだっけ・・演劇経験のないご老人たちが人生を見せてくれる芝居にうちのめされるのしょう。
・印象深かったの言葉。「老いる=泳いでいないと劣化する」「自分が考えていることを肉体に繋がるよう」
・そしてネクストシアターの『美しきものの伝説』の話。年間何本も演出しているなかで「奇跡的に人生で3回くらいいいなと思う作品が出来る」その凄いのが夢のように突然出来たのがこの作品。だからもう1回くらい凄いのを作りたいから、そのためにたくさん作品を作りたいって。
      ★自分をジャッジするのは自分。
カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』の話もされていたのですが・・なんだっけ? すっかり忘れました。
それと・・さいたまネクスト・シアター 、追加メンバーオーディションを募集していますね。 18歳から30歳までの男女。締め切り3/10。『〜 その表現の場を得ることの出来ない無名の青年たちに、芸能する者の本当の表現の力を獲得して欲しい、と私は思っています。』と蜷川さん。 http://www.saf.or.jp/info_archive/info_1102_01.html
  
第二部:宮田慶子さん(新国立劇場芸術監督)と串田和美さん(まつもと市民芸術館芸術監督)と亜門さん(KAAT芸術監督)の座談会「芸術監督って何?」進行はジャーナリストの岩城京子さん。今週発売されたAERAで小劇場の記事を書いておられた方です。わかっているひとだからスムーズに進みました。有り難いことに(笑)長かった・・4時に終わると思って夕方友達と会う約束を入れていたので亜門さんの質疑応答は断念座談会が終わってすぐに劇場を出ました。
     (第二部はメモ取っていません。 そして一部のことを書いて力尽きましたーー)
   春モード
 9:12p.m.大手町 9時から見ようと思っていたのに〜。