ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

少年社中『天守物語』★★★★★ 

  
すごかったです。美しく力強く、吉祥寺シアターの舞台が夢のように美しく壮大なステージとなり、ただただ感動。ラストは涙止まらず(T ^ T) 生かされて、生きていくことへの涙です。 スタンディングオベーションしたかった。すればよかった。それくらい感動しました。
昨日から始まって6月12日(日)までです。ぜひ、ぜひぜひ。
  『妖怪は、人を殺めると鳥になる』 http://www.shachu.com/tenshu/ 
泉鏡花の戯曲を急いで読みたくなりました。つい最近読んだ漫画(ロマンスの部分を切り取っている)じゃなくね。毛利さんの脚本と比べたい!!この物語の背景が、天災が人のエゴにより人災となっている、今の日本とだぶります。
天守物語』泉鏡花 http://www2s.biglobe.ne.jp/~ant/tensyu/tensyu.html
 毛利亘宏さんの脚色・演出、美術、照明、衣装、役者さんたちの演技、どれも素晴らしく、力があり、色っぽく、切なく哀しく、その中に少年社中らしいキュートな部分もあり・・それは極楽鳥や、薄 ・桔梗・萩・葛・女郎花の怪(アヤカシ)たち。なんてファンタジック!なんてマーヴェラス!
   
   
富姫と恋に落ちる鷹匠の図書之助が廿浦裕介くんだったことにまず驚きました。フライヤーの名前も真ん中辺りだったし、ネバーランドでのコミカルなイメージが強いので・・
 『白鷺城の天守閣から妖艶な婦人が地上を見下ろしている。婦人の名は「富姫」。そこに一羽の鷹が舞い降りる。』
鷹にも驚いた!!中村龍介くんの男らしさと、しなやかさ・・とてもステキでした。鷹の演出に、目から鱗が落ちました〜 (追記:中村龍介くんの鷹の動きは全部自分で考えたと聞いて、嬉しくなりました。あのしなやかさはダンサーでもあるから、なのですね。)
 
       なんか興奮しています。 お風呂はいろ。

 
☆振付を担当した森川次朗くんの呟き。ここでRT『今日も少年社中は突っ走っているのだろうか?あれほど肉体を崩壊させつつ魂を削るラストシーンはなかなか見られない。でも、僕的にはもっと、もっと燃え朽ち果てる様が見たくも感じるのだ!最後はみんな器を無くしてしまうくらいの昇天ぐあいになって欲しいと思います。』『そうだ、器を無くしてしまえ。それこそが命の真実。』  
 
 
以前、泉鏡花の『絵本の春』『海神別荘』『湯島の境内』 『天守物語』、エピローグに『滝の白糸』を織り交ぜた舞台(りょんりょんちゃんが出ていたから。http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20101010)を観たのだけれど、やっぱり一つひとつの作品を知っていて、それから観たかったと今更ですが、思いました。
 大好きだった『ネバーランド』のDVD。その日の日記。その日も目からうろこ!!だったみたい。  http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20100626/1277569597