成河くんが結婚したいとかねてから言っている芳雄くん主演。作・演出：蓬莱竜太 だから観に行きました。
出演：井上芳雄 鈴木砂羽 前田亜季 高橋努 岩瀬亮 有川マコト 小島聖／近藤正臣
主演の井上芳雄くんはミュージカル界のプリンスとして有名ですが、私はミュージカル『ハムレット』以外ちゃんと歌っているところを観たことがなくて12年前の『ハムレット』以来ストレートプレイばかり。最近だと『負傷社16人』『冬眠する熊に添い寝してごらん』。この『負傷社16人』の芳雄くん、凄くよかったんですよーーー。http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20120506/1336312358
同窓会を舞台に複雑に絡まる人間関係、次々と暴かれていく過去の事実・・・
「正しい」のは誰か、何が「正しい」のか、今過去の清算が始まる・・・！
PARCO劇場へ。Ｙ列 ２列目です。傾斜がないから見にくいなぁと思っていたら、最後まで私の前が空席でした。最前列なのにね。
芳雄くん、今回の小学校の先生役はイメージにぴったりでした。他の出演者も皆イメージにぴったり（鈴木砂羽さんは意外な役でしたが）だったので、それはそれで少し物足りなさもありました。
そんななか、近藤正臣さんが凄かった。さすがといった大きな存在感で、その枠の中にいるだけで空気がピリリとしました。
大好きな蓬莱さんの作品ですが、モダンスイマーズだったらもっとミステリー要素が強かったり、もっと複雑でドロドロと冷酷な空気が混じっていたんだろうな〜という感じ。もっと深いところが観たかったな。もっと小さなハコで。トラムとかね。
と書いたけれど、良い作品だな〜って思いました。カツラを投げ捨てた水本（有川マコト）がを招かれざる客だった元担任の新井（近藤正臣）さんがアパッチだとわかったときから涙が流れづづけてしまった。これ連続ドラマにしてもらい続きが見たい感じ。
好きだった先生、苦手だった先生のことを思い出しました。
美術セットの教室にはってあるお習字。六年一組ってあったけれど、小学６年生のお習字はもっと上手なんじゃないかな・・と、そんなところが気になっちゃった。仕事で小・中学生たちのお習字を見ること年に１回あるんだけど・・あ、私が見ているのはコンクールに応募してくるの作品だからか。
前田亜季ちゃんは2011年モダンスイマーズの『デンキ島〜松田リカ編〜』の 松田リカ役が良かったのが記憶に新しく、今度は成河くんと『アドルフに告ぐ』に出ますね〜。楽しみです。
蓬莱さんとか小川絵梨子さんとか、好きな演出家のひとたち、プロデュース公演が多過ぎなんじゃないかと思うこともある。売れっ子俳優さんたちとの公演だと、じっくり取り組める時間もないのでしょうが・・。
ちなみに近藤正臣さんを舞台で観たのは２回目。前回はアトリエ・ダンカンの『ACT泉鏡花〜妖しのポップファンタジー』。三浦涼介りょんくんと森川次朗くんを観に行った舞台でした。 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20101010/1286715912
