ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

風琴工房『Archives of Leviathan』★★★★★ 

   ウキウキ気分でニヤニヤしながら夜は下北沢へ(昨夜も行ってたわ・・)
はじめての風琴工房。ハイリンドの多根さんが出演されると知りチケット購入。そうしたら岡本篤さんや東谷英人さん、酒巻誉洋さん、佐野功さん、根津茂尚さんなども出ていらしてラッキー♪という感じでした。だっていい俳優さんばかりだもの〜。
劇場に入ってすぐ舞台美術(杉山至+鴉屋)の素晴らしさにうわぁ〜〜と圧倒され、それだけでもう嬉しくなりました。そして生演奏に気持ちが駆り立てられます。オープニング、9人がチェス盤の上でチェスの駒を動かすように椅子を動かしていきました。白い椅子を動かす白衣チームが先手、黒いチームが後手、これからどんな心理ゲームが始まるのか・・ドキドキ。8人は化学工業の社員です。多根さんだけが私服・・フリーライターでした。(そこの演出は『荒野に立つ』を思い出した・・全然違うんだけど緊張感が自分に入った瞬間かな・・Archives of Leviathanは最初の音と彼らひとり一人を照らした照明に、荒野は“空虚”みたいな景色に、かな。うまく書けないな・・)
もうねぇ〜〜〜〜 幸せーーーーーーーーーっ。楽しくてね。試合にも勝って、夜はすばらしいお芝居観て、震えまくり〜。もう1回観る時間がないのが残念でなりません。
脚本・演出・音楽・照明・美術の全てがパーフェクト(好きなタイプなんですよね〜)、なによりもそれらを生かして舞台を創り上げた9人の俳優さんたちと、生演奏の青木タクヘイさんが素晴らしかった。全てのタイミングがあって成立する舞台、ものすごく緻密でした。
青木タクヘイさんは舞台音響家さんです(イキウメも担当していらっしゃる)。ほんと、すばらしかった!オープニングのあの音からゾクゾクしました。パーカッションが素晴らしいんですよ(T^T) カホーンや太鼓の音にドキドキ。グラスもテルミンのような楽器になっていました。とても繊細でね・・http://www.myspace.com/takhey
最後、LEDの青が胸に突き刺ささりました。
 
脚本・演出:詩森ろば(←女性でした)『Leviathan レヴィアタン、英語読みだとリヴァイアサン、海に棲む怪物。七つの大罪では嫉妬を司る悪魔。これはとある世界的な発明を巡る男たちの嫉妬を巡る物語。』
男たちの激しい嫉妬の物話というから、もっと泥沼になり、後味が悪いかと思っていたら(女の嫉妬より男の嫉妬のほうがプライドが入るので陰湿で気持ち悪いので)・・・そんなこと全然なかったです。楽しかったです。
フライヤーのイラストは、日本画家の塩崎顕さん。http://www.atelier-aun.com/ 賢太郎さんと仁ちゃんと同じ多摩美出身ですね〜。