ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

Defrosters vol.3『へとんしれん』★★★★★ 

誰にでも帰る場所があったほうがいい。誰かが笑顔で待っていてくれる、弱いところを見せられる場所があることの幸せを、忘れがちになるよねー。
 高田馬場ラピネストにて、西地修哉くんが出演しているデフロスターズの『へとんしれん』を観ました。へとん しれん の意味と発音がわかり( ̄ー ̄)。間違いなく花まるつけちゃうお芝居でした。
脚本・演出:松本哲也『母の一周忌。 離れて暮らす五人の兄妹が実家に揃った。 この一年間、兄妹たちは何を考え、 どう過ごして来たのか。 久しぶりの語らい。 それぞれ、何かしらの変化はあったようだ。 とんでもない変化もあったようだ。 隠している変化もあるようだ。 宮崎県を舞台にした兄妹達の物語。』http://www.defro.com/top.html
こういう舞台って・・というか多分何を観ても、一人っ子の私は、多分兄弟のいるひとと同じ感じ方はしないのかもしれません。やっぱり羨ましいな・・どっちにもいいとこ、悪いとこ(都合のいい、悪いも)あるだろうけれど、そういう経験もしたかったなぁ。トランプもゲームも少人数じゃ限られちゃうしね。なので、喧嘩とかしたことないし。生まれたときには母の父しかいなくて(母の母は母が3つのときに他界、父の父母も私が生まれる前に他界)人数が多い日常生活も知らないので・・。おまけに独身だし・・ なんか、なんてこったって感じよ(笑)
でもね・・そんなことは『へとんしれん』よ。正しい意味はわかりませんが、「そんなことたいしたことじゃないじゃん⁈」みたいなものかと思ったので早速使ってみました。
前置きが長くなりましたが・・すばらしい作品でした。松本さんの作品は『ノンアルコールで吐く』『さよならバカヤロー』に続き3つめですが、登場人物は皆どこにでもいそうで、どうしようもなかったり、ちょっと弱いところがあったりして、自分にもそういうところがあるってハッと気づかされたりもします。彼らは苛ついていたり後ろ向きだったり笑うことを忘れていたりもします。でも、どの作品もあったかくて・・そして前向き。明日に向かっています。今回もそういう人たちのお話でした。2時間にも満たないお話なのに、連続ドラマの1クールを見たような充実感と後味のよい爽快感がありました。
脚本の面白さに加えて、あの “間” の良さはなんなんでしょう!? って思っちゃうくらい俳優さんたちの “間” がいいんですよね。そういう演出なんでしょうけれど・・なんか・・なんだろうね。皆が良いですよ〜(*^o^*)
修哉くんは三男の「恵(けい)」。兄弟のなかでいちばんダメダメちゃんでした。なんか切なくなっちゃうよぉー。でも・・東京に戻ってからいい感じにいくようです(いちばん成功している次男のおかげで)。よかった!
そういえば・・デフロスターズは開演前に流れている曲や、劇中で最後の暗転に使われた音楽が前回と同じだった気がします。(vol.1はどうだったかな?)だからか・・その曲がテーマソングのような気にさえなっていた自分がいました。←毎回2回ずつ観ているので、そう思うだけかもですが。
あっ・・松本哲也さんと私、同じ誕生日なんですよ(野田秀樹さんも)まっそれだけのことなんですけれど、嬉しいことです。
あと・・修哉くんはイナセンセと同じ筋を持っていることに気づきました。ええ、足の指からの筋ですよ。サイコーです。今回の衣装にはびっくりでしたが!!1ドット2ドット3ドットだもの。似合わないこともなかったけれど・・彼女(お芝居のなかの)はどういう趣味なんでしょうかねぇ。その彼女の音楽の趣味も聞きたいですね(笑)
日曜日にもう1回観ます (*^.^*)