ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

こまつ座『闇に咲く花』★★★★★ 

 観終わって、このポスターを見るとジーンときます。
「ついこないだ起こったことを忘れちゃいけない。忘れたふりはなおいけない。同じ失敗を繰り返すに決まっているからね」牛木健太郎が言いました。

戦争未亡人たちのたくましさに笑わせられた前半、C級戦犯の疑いをかけられ命を落とした人のことを思うといたたまらなくなった最後 (T . T) 戦争で幸せになったひとなどいない。戯曲はとても重い内容ですが、楽しく優しく見せてくれました。後半は事実を見せられ苦しくなりましたが・・でも、その歴史から目を背けてはいけないのですよね。
戦後を忘れてはいけないという井上センセのメッセージとギターの音が沁みました。
戦争未亡人たちが愛敬稲荷神社で作っているお面が暗転のたびに変わっていました。地味に手の込んだ美術でした。全部手作りなのかなぁ・・。
 
脚本:井上ひさし、演出:栗山民也『進駐軍の占領下で、今日を生き抜くために人びとは闇の売り買いに必死だった。親を亡くし、子を亡くし、夫を亡くし、友を亡くした人びとが、世の中の新しい枠組みの中で、無我夢中に生きていた。ひとり息子の健太郎を戦地に失った愛敬稲荷神社の神主牛木公磨も、今では近くに住む五人の未亡人たちと寄り合って、闇米の調達に奔走している。そんなある夏の日。思いもかけず、死んだはずの健太郎が愛敬稲荷神社にひょっこりと帰還する。境内に笑顔が弾け、人びとは再会を喜び合う。健太郎プロ野球選手への夢を実現させた。しかしその喜びもつかの間、健太郎の背後には、巨きな黒い影がしのびよっていた・・・・。全てを忘れかけていた人びとのもとへ、「生きていた英霊」牛木健太郎が贈り届けた、忘れてはならない「記憶」の物語。』http://www.kinokuniya.co.jp/label/20120119100500.html

作   井上ひさし
演出  栗山民也
出演
辻萬長 石母田史朗 浅野雅博
小林隆 石田圭祐 増子倭文江 ほか

 
『十一ぴきのネコ』のライブ盤CD発売決定!のチラシがありましたが、いつ発売かの記載はなかったです。