ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

笈田ヨシさん 

傘寿おめでとうございます。 
世田谷パブリックの「海外で活躍するプロフェッショナル」シリーズvol.2『笈田ヨシ 傘寿 "俳優漂流"を語る』に行ってきました。80歳と一週間の笈田さんです。行ってよかった〜。2010年に企画された対談『笈田ヨシ×杉本博司』のときは「『春琴』上演作品レクチャー」だったのに『春琴』の話はほとんど聴けずだった(ttp://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20101205/1291558169 笑)のを思い出しましたが、今回は "俳優漂流"を語るだったので最初からそのつもりでした。前回と重複したお話もありましたが、今回は司会進行の方が良かったこともあり、とても充実した時間でした。俳優笈田さんのプロフェッショナルなお話、私みたいな観客でも興味深く聴けたので、俳優さんだったら刺激を受けたと思います。
 
「演劇って何か」「目に見えるもの頭で理解させられる言葉と、もっと目に見えない真実、見えない人間が必要なんじゃないか」「お客さんの日常の奥にある何かを開いてみせる」←(魂かな?) 若いころに海外で演劇をして一度言葉を取り外した笈田さん。

素晴らしい(←私がそう思う)演劇を観ていると心の奥にある自分で気づかなかった何かが開くのって、わかります。言葉じゃなくて、その奥の本質、届きますもん。そういうの「宇宙に触れる」というらしいです。目に見えないものが生まれないのは「つまらない演劇だ」と笈田さん。
笈田さんは、上手い役者と思われるのではなく、自分を消してお客さんに伝えるのが自分の役者として演出家としての役目だと思っている。演じるものとお客さんとで化学反応を起こさせるのが演劇の仕事じゃないかと笈田さん。テレビや映画は録画が出来るけれど、演劇はその日その時きり。
   「見えるものが消えないと、見えるものが見えない」
そういえば・・ 俳優さんが「あ、あそこに〜が見える」と言ったとき、集中していると思わず後ろを振り返り、それが見える気がするときあるよね。
生まれたときはピュアだったのに道徳とか教育によりピュアじゃなくなる。「つけくわえることでなく祓う」「先入観を捨てる」「道を決めたとたん、ものをつくることはなくなる」「日本の俳優、男である、年齢・・そういうものは意味ない」
観客である私は、そういうピュアな気持ちで演劇を観ていかなくちゃね。
   「役者やっていても演出していてもダンスでも、人間の美しさ神秘さを見せて人間について考えるのが目的」
 
あー、春琴が楽しみー。
 
レクチャー終わりエレベーターに乗ったらすぐ隣にイキウメンの人衛くん。迷ったけれど声をかけさせていただき、「カタルシツ面白かった」と伝え、物販にいつ立つの?とか聞いてみた。「安井順平を見てくれという企画」とのこと。ひとえくん可愛かった〜 あのお肌の綺麗さはなにーーーーっ\(//∇//)\
 
 帰宅したらB'z兄さんたちから暑中見舞いが!