ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

昨日の夕刊  

 朝日新聞の回顧〈演劇〉より
『今年、生誕450年のシェークスピアは「ジュリアス・シーザー」で、次のように書いている。「この先幾世代にわたり我らのこの崇高な場面がくり返し演じられることか、いまだ生まれぬ国々において、いまだ知られざる言語によって?」(松岡和子訳)』『時代、言葉、国境。様々な壁を突き抜けて何かを伝える、演劇の力を改めて感じる1年だった。 欧州の演劇を目指し始まった、日本の近代演劇。系譜に連なる新劇の老舗劇団が相次ぎ節目の年を迎えた。劇団公演で模索が続く一方、若い演出家の外部、特に翻訳劇での活躍が著しい。「炎 アンサンディ」の上村聡史、「ビッグ・フェラー」の森新太郎。共に近現代史を背景に戦争や暴力を描く硬派な主題に、正面から挑んだ。』(増田愛子さん)
 
 朝日『星ノ数ホド』劇評(扇田昭彦さん)『バーベキューの会場で養蜂家ローランド(浦井健治)と物理学者マリアン(鈴木杏)が出会う。だが、2人の会話はなぜか細部を少しずつ変えながら、何度も執拗に繰り返される。』『実はこの反復はマリアンが語る量子力学の「多元宇宙」という考え方を反映したもの。人生の無数の選択肢を暗示する反復を重ねながら、2人は愛しあい、共に暮らすが、別れ、再会して結ばれる。』美術(松岡泉)は屋外と屋内の小道具を配しつつ、中央に大きな木を置いた。劇の主題である枝分かれと生命を表すオブジェだろう。』『リアルな感触の演出で知られる小川だが、今回は反復ごとにベル風の音を聞かせるなど、この仕掛けのある劇を分かりやすく、細やかに見せることに努めている。』

 毎日夕刊に『ロンドン版ショーシャンクの空に』の記事(木村光則さん)。
昨年11月にサンシャイン劇場で上演された成河くんと益岡さんの『ショーシャンクの空に』(脚本:喜安浩平 演出:河原雅彦)がとてもとても素晴らしかったので、ちょっと複雑な心境ですが、ピンナップガールたちが出てくる末次ちゃん(河原さん)の演出と全然違って白井さんらしい「渋めの翻訳劇」テイストらしいので、ある意味よかったかな。りょんりょんちゃんが楽しみ。
 
今日の朝日新聞の回顧〈映画〉より「健さん」と「文太」
『〜その一方で、男性観客たちのヒーローだった2人の男優が相次いで他界した。高倉健菅原文太。「昭和残侠伝」や「仁義なき戦い」を上映していた映画館では、映画が終わると、肩で風を切って外に出てくる男性が次々と吐き出されてきた。彼らの後を継ぐはずだった松田優作は早世し、今では男性観客をターゲットにした映画はほぼ死滅してしまった。』『「健さん」「文太」の訃報の間に、映画界にもう一つ悲しいニュースが流れた。30年以上にわたってアート系の外国映画を配給してきたフランス映画社が破産した。テオ・アンゲロプロスビクトル・エリセジム・ジャームッシュといった世界的才能をいち早く日本に紹介し、1980〜90年代のミニシアターブームを先導した功績は大きい。同社の破産は、アート系映画冬の時代を象徴する出来事だった。』(石飛徳樹さん)
フランス映画社が破産は悲しいね。出会いはジャン=リュック・ゴダールが最初だったかな。テオ・アンゲロプロスアンドレイ・タルコフスキージム・ジャームッシュは大好きでシャンテシネにかかるたびに通って観たものです。ビクトル・エリセは「ミツバチのささやき」かな・・。『非情城址』を観て侯孝賢にハマったのがきっかけで今も台湾映画が好き。
昔は朝から映画が観られたので午前半休とって観たりもね。