ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

夕刊とTOKYO HEADLINE 

]  TOKYO HEADLINE SPECIAL INTERVIEW 成河×鶴見辰吾(前にも載せたけれど) http://www.tokyoheadline.com/vol638/interview.16663.php
 
 朝日夕刊に『十二夜』劇評(山本健一さん)。「恋の叙情と残酷な笑い、透明な終末感。J・ケアードが演出したシェークスピアの喜劇「十二夜」(翻訳・松岡和子)は、複雑な香りがする。」「変装が劇の主題だけに、演出はしなやか。人物は入れ替え可能で、境界は曖昧だ。宝塚歌劇の元トップスター音月が妹、男装の小姓、兄の「三人」を、長身を生かして演じるが中性的で、きっぱりとは男女の別を打ち出さない。最後の兄と妹の早変わりは巧く見せた。しかし一人二役なので「同じ顔の別々の2人」という劇的幻想には届かない。」「俳優たちが生き生きと動く。道化(成河)は知的でいて、繊細。執事をいじめようと司祭を装うために体を回転させて役の入れ替えをする。執事役の橋本は、間のいい台詞術で過剰な自意識や打算、復讐への怒りを表現する。壌晴彦が酔漢のしたたかさと焦りを、中嶋が一目の恋にすがる切なさを見せる。最後に成河が歌う場面が胸に迫る。風と雨に流されるような人の一生。時間の前に全てのものは必ず滅び、再生する主調音が響く。大胆、鮮烈というより、劇の本質を見せて奥深い」
 
おまけ。 「アントワーヌ・ヴァトー随一の傑作『ピエロ(ジル)』。本作は喜劇などで滑稽な格好をし人を笑わせる役者のほか、無言劇(パントマイム)での演者(ゆったりとした白布の衣装は無言劇演者の衣装の定型とされる)も指す≪ピエロ≫を描いた作品で、モデルは当時ピエロ役で名を馳せた喜劇役者ベローニだと考えられている(イタリア喜劇ではピエロ役を務める者をジル(Gilles)と呼称する)。」http://www.salvastyle.com/menu_rococo/watteau_pierrot.html
成河くんのフェステの衣装は、このジルからイメージを取ったものだそうです。『十二夜』を彩る衣裳の世界 http://community.pia.jp/stage_pia/2015/02/TwelfthNight02.html
 
 同じ朝日夕刊に『結びの庭』劇評(扇田昭彦さん)。「岩松の旧作「水の戯れ」では、殺人は観客から見えない場所で起きたが、今回は舞台上で凶行が進行する。その犯行が奇妙な喜劇性を伴うなど、“岩松ノワール”とでも呼びたくなる展開だ。この犯罪は瞳子への愛のために行われたが、それとともに、瞳子の謎めいた言動の背後にあったものも暗示され、私たちの想像力を刺激する。」「宮藤は敏腕の弁護士という、彼としては珍しい役に扮するが、型にはまらない軽やかな演技が魅力的だ。麻生は上品な雰囲気がいいが、役の誘惑的オーラをもう少し強めてほしい。物語の語りも務める安藤は個性的な演技が冴え、岩松は不気味な存在感を示す。屋敷の室内と外の庭を行き来する舞台(二村周作・美術)。それにつれて、「結びの庭」という題名が深い意味をおびてくる。」
三谷幸喜のありふれた生活#744、今回も映画「ギャラクシー街道」の話。「〜 そんな小市民的な物語が宇宙空間を舞台に展開される。元カノとの再会にドギマギする、情けない三十八歳のハンバーガー店主。そんな香取慎吾を、僕は見たかったのだ。衣装合わせの時、デザイナーの宇都宮いく子さんが作った、キュートで宇宙っぽい制服を香取さんに着て貰った。いきなり可愛らしくなってしまった。まずい。これではいつもの香取さんだ。こんな可愛い衣装が似合わない男を、演じて貰わなくてはならないのだ。そこでヘアスタイルを工夫し、眼鏡を掛けて、ようやく、可愛い衣装が似合わない三十八歳が誕生した。まだビジュアルが発表になっていないので、これ以上、詳しく紹介は出来ないが、「え、これがSMAPの香取くん?」と驚く人がいるんじゃないだろうか。そのくらい今回の香取慎吾は「普通の人」である。ちょっとだけ格好いい普通の人。」
ギャラクシー街道 http://galaxy-kaido.com ←「奥様は魔女」っぽいヴィジュアルだわ。Fontのせいかな?