ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

蜷川さんの回復を祈ります。  

朝早く、蜷川さんが肺炎のため入院されたというニュースが飛び込んできました。心配です。
  
『元禄港歌』の初日にお顔が見られず、いらっしゃるのなら車椅子でも必ずロビーでお客様のお迎えをするはずなのに、って心配していました。
一昨年もゴールドシアターの稽古の時に倒れて入院されたので、友人たちと「エネルギー使うから心配だよね」ってよく話していました。どうか回復しますように。
 
報知 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160122-00000014-sph-ent
 『蜷の綿(になのわた)-Nina’s Cotton-』公演延期のお知らせ http://www.saf.or.jp/arthall/information/detail/376
『昨年12月中旬に体調を崩した蜷川幸雄氏は、軽度の肺炎と診断され、入院いたしました。その後、1月上旬から稽古に入る予定だった新作『蜷の綿-Nina’s Cotton-』に向けて療養を続けておりましたが、体力の回復が十分ではないため、やむを得ず公演を延期することといたしました。公演を楽しみにされていた皆様に深くお詫び申し上げます。今後は日程をあらためて公演を実施できるよう鋭意準備を進めて参りますので、何卒ご理解いただき、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。』
  
蜷川さんのコメント
 『蜷の綿−Nina's Cotton−』は、50歳離れた藤田貴大さんが時間をかけて僕のことを戯曲に書き上げてくれました。恥ずかしい気持ちはあるのですがとても面白いので、演出しようと決意していただけに、悔しい気持ちでいっぱいです。早く回復して劇場に戻ります。

藤田さんのコメント
 蜷川さんが「やはり現場に来て、自分が演出をしたい」とおっしゃったのは、とてもポジティブなことだと、僕は思いました。稽古初日に彼の姿はなかったのです。彼が不在のまま、作品が進んでいこうとしていました。作品が一番良い状態でつくられていくこと、すなわち彼自身が演出を施していくことを、やはり彼は選んだわけです。『蜷の綿』は彼自身の物語です。長い時間をかけて、僕が彼にインタビューをしながら書き進めてきた作品です。ここ最近の彼の姿を見つめながら、僕が感じたことも正直に書いています。
「自分自身の身体が、だんだん自分の作品が存在する場所に行かせてくれなくなった」
彼は、そんな現実の中で葛藤しています。身体はもうとっくに、僕らが想像できないくらい苦しいはずなのに、演出家としての彼はまだまだつくりたいともがいている。
だから、「やはり現場に来て、自分が演出をしたい」とおっしゃったのを聞いて、とてもうれしかった。彼が用意してくれたこんなにも大切な時間の中で、僕は彼を待っていたいと思っていました。『蜷の綿』という作品においては、僕もマームとジプシーも蜷川チームに付随するものだという自覚があります。チームの方針に合わせながら、僕らも動いていきたい。彼がまた稽古場に戻ってくることができて、作品づくりの環境が整ったら、僕らも再始動します。その日まで、きちんと準備を進めていきながら、待っています。
 
代替公演として、さいたまネクスト・シアター×さいたまゴールド・シアターで15年4月に上演された『リチャード二世』の再演と、藤田の過去作品『夜、さよなら』『夜が明けないまま、朝』『Kと真夜中のほとりで』の同時上演。http://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/3380
2作品観劇特典「nina’s cotton zero」
(『リチャード二世』は少しキャストが変わるようです)