新型コロナウイルス(COVID-19)の影響下で1月も誌上歌会となって、その結果が載っている冊子が送られてきたので。
いつも書いていますが、都々逸は七・七・七・五のリズムで詠む短詩で、そのリズムを並べるだけでなく、更に分解して初句の七は「三・四」(四・四可)、二句の七は「四・三」(二・五可)、三句の七は「三・四」(四・四可)で、五で止めになります。その月の課題ひとつに対してひとり3章までの作品を提出。そして、それを選者が【佳作】(約20作品)、【七秀】(7作品)、【五客】(5作品)、【三才】(「人」「地」「天」)とランク付けして選びます。そして【秀】以上の作品には景品が出ます(*^_^*)。
令和4年(2022)2月のお題は、「向」「千」「降」「甘」「場」。たくさん選んでいただき嬉しい。
宿題「向」
★ 空の向こうへ消えてく機体見送るひとりの帰り道 ←(三才の「地」いただきました!)
★ 小さな寝息のまあるい猫と日向の匂いを抱きしめる ←(佳)
★ 視線の向こうを切り取りたくて私のカメラが揺れ動く ←(佳)
宿題「千」
★ 千差万別生きてる分のみんな違ってそれがいい ←(佳)
宿題「降」
★ ひらりひらりと花びら落とし山茶花一回きりの冬 ←(佳)
★ 似合っているねと気づいてくれたおろしたばかりのワンピース ←(佳)
宿題「甘」
★ 光る白梅眺めてひとり葛餅おいしく春を待つ ←(秀3)
宿題「場」
★ 噴水広場の落ち葉の中でつくしすくすく春はすぐ ←(客5)