下北沢駅の改札階にできたおトイレにより、
本多劇場へ。
今日はＦ列。←通路後ろのＥ列から１段高くなっているので、満遍なく見えるのでストレスがないです。
前回はＣ列。『関数ドミノ』１回目★★★★ http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20171006
『関数ドミノ』１週間ぶり。回を重ねた分会話に濃密さが増していたと思う。凄かった。
真壁くんは何がきっかけであんなに人を羨むようになっちゃったんだろう？と涙が出た。
みんな、良かったなー。
診察室、森魚の部屋、真壁の部屋、と変わる照明による陰影がとてもきれいでした。
と感想Tweet。ああ、本当に凄かった〜〜。前回は純粋な気持ちでなく、イキウメと比べて観ていたんだと思う。２回目の今日は緊迫した２時間の会話劇にどっぷり浸かりました。
HIVに感染している土呂くんの必死さに「信仰ではなく、宗教にすがる人」を見て、好きな女の子と思い通りにいかない田宮くんの態度に「嫉妬する醜さ（森魚より泉ちゃんに辛く当たる男心）」を見て、妄想に取りつかれ体をかきむしり精神的にどんどん壊れていく真壁薫に涙が止まらなかった。
ラストシーンで友人の秋山さんにドミノを発揮してしまい、ドミノが自分だったと気づいた真壁の本気で、秋山さんが助かったら、それはそれで「ドミノ１個」で怖いけれど、でもやっぱり助かってほしい。それで真壁くんは大野先生に治療してもらい、普通の男の子に戻ってほしい。
保険調査員の横道が「本気」というセリフを言った時、真壁をドミノだと気づいていたからだね。そのあたりから、横道役の勝村さんの表情がとても強くなっていた。
「憑依というか、今僕の中には瀬戸と真壁という２つの人格が確実にいる。」という瀬戸くん。東京終わったら、北九州、大分、久留米、大空町、北見、兵庫でしょう。真壁に侵食されて顔が歪んじゃうんじゃないかと思うくらい壮絶な演技だから、あのラストでよかったなって思う。瀬戸くんに戻れるように書いてくれてありがとう、前川さん。っていう感じ。
